「時には娼婦のように」が流れる昭和のお茶の間!!

s112昨今、ちょっと問題があると徹底的に叩く嫌な世の中だなと感じることが多い。もっとおおらかでいいのになと、タメ年連中と問題発言ばかりを楽しんでいる今日だ。そんな会話の中から、この曲は現在だったら大問題になっていたかもしれないと盛り上がったのだった。

ヒットは中1の頃で、当時の僕には娼婦なんて言葉はまったくわからなかった。つまり歌詞の訴えているトーンがかなりぼやけていたことになる。それでもなんともいえない雰囲気が好きでお茶の間で流れると夢中になり聴き入っていた。そんな僕を両親はどう思っていただろう(笑)。

愛の水中かそれにしても素晴らしい歌詞だ。これを『ザ・ベストテン』で堂々と歌い上げた黒沢年男さんは偉大である。もっと言えば、作詞作曲を手がけたなかにし礼さんの、時代への突っ張り感が素晴らしいじゃないか。「歌ってのは大人が楽しむもんなんだよ」とでも言いたげな、今考えればお茶の間への挑戦状のようだ。ヒットは黒沢さんの方だったが、自らが歌ったその姿に、子供心ながら尖ったものを感じた僕だった。

このヒットの後、なかにしさんへの賛同なのか対抗なのかはわからんが、松坂慶子さんによる『愛の水中花』なんてきわどい曲もヒットした。大歓迎で迎えた僕は、なんとなくおしべとかわかってきた頃だった。松坂慶子さんの魅力はまだ理解できないガキだったが、歌詞には強く魅かれたものだ。ともかくこんなにエロい曲がお茶の間にあふれた時代と比べると、学芸会のようなレベルの歌を多く聴かされる現在は一体どうなっちまったのだろう。偉大な先輩たちに申し訳ない気持ちにまでなってしまう。という話で盛り上がったのは、エロエロでダメダメなタメ年男たちとだ。みんなで頷きながら、昭和のお茶の間に万歳したバカモノどもである。

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4件のコメント

  1. 歌だけでなく、テレビ番組なども自主規制?だらけでまったくツマランですね。
    なぜか漫画だけは昭和より過激になってる気がする(^_^;)

    • マンガは過激になってますか。最近『ビックコミックオリジナル』しか読んでないから、平和なマンガしか知らないです(笑)。

    • 『ストリッパー』も名曲ですね。カラオケに行きたくなってきたぞ。現代では問題になりそうな曲縛りっておもしろそう。

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