【発売迫る! 昭和40年男 2015年6月号】怪獣のかっこよさはどこにある?

昭和40年男 怪獣アート

企画当初は「アート」を強く意識していた本特集 (vol.31) ですが、準備を進めていくにつれて、本誌にとってはどうにも高尚で、背伸びしてる感じが否めないなぁと感じていました。そんな時にブレイクスルーとなったのが「怪獣」の存在でした。

アートの頭で考えていくとちょっと思いつかなかったけれど、特撮ジェネレーションである昭和40年男にとって、幼年期に出会った「怪獣」が美意識に何がしかの影響を与えたかもしれない。そう考えたことが、対象をアートにかぎらず、ビジュアル要素全般に広げることにつながりました。

そんなわけで、『ウルトラマン』初期の数々の怪獣をデザインしてきた 成田 亨さんを取り上げたのが本記事です。ヒーローもかっこいいのですが、怪獣のなかに見え隠れするカッコよさはまた別の魅力がありますし、哀しさ、怖さ、迫力など、多くの要素を混在させた存在でもあります。本記事では、成田さんの後輩に当たり、後に『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』の怪獣を担当する池谷仙克さん、そして現役の怪獣絵師である開田裕治さんにご登場いただき、成田デザインの何がすごいのか、それらが後の世代に与えた影響とは何か、などを聞いています。再放送で何度も見返したあの怪獣たちが、当時成田さんが描いた作品とともに蘇ります。まさに昭和40年男必見の内容になっているので、ぜひ読んでみてほしいです。
 

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