スイーツの館を初体験!!

自由が丘2「人生とは経験の積み重ねである。なにごとも物怖じせずトライすべきなのだ」

そんな大げさな話かよと思われる方もいるかもしれないが、甘いモノが苦手な僕がこんな場所に足を運ぶのはそれだけの重みがある。

暦はちょいとばかり遡ってホワイトデーのこと。バレンタインに全国のファンの皆様から届いた(嘘)チョコレートのお返しを物色に出かけたのだ。ここは自由が丘にある『スイーツフォレスト』なるスイーツのテーマパークで、以前から噂には聞いていた。どうせならこのチャンスに行ってみようと、ビックチャレンジとなったのである。

「ウギャー、ピンクだよー」この買い物に付き合ってくれたレディに思わず叫んだ。ハードボイルドな僕がこんな館に足を踏み入れるのは、これまでの人生を否定するようなものだと心が叫ぶ。だが冒頭のセリフを念仏のように唱えながら、僕は一歩ずつその世界へと近づいていった。甘い香りが漂い、ますます心が折れそうになるのを必死で押さえ込みピンクの館にイン!! 香りが漂うなんて甘っちょろいもんじゃなく、人生で感じたことの無いほどの香りの塊の中に僕がいた。

テイクアウトよりイートインの需要が大きい。来場者の8割くらいが若い女の子で、みなさん物色しながら練り歩いていて、店によっては行列ができている。ショーケースの中に並んだお菓子たちは、素晴らしいクオリティのまるで作品集のようで、スイーツ嫌いの僕でも十分に楽しい。そしてそれを頬張る女の子たちの幸せそうな表情は、こっちまで幸せな気分になってくる。が、ハードボイルドの僕がイートインなんてできるはずが無く、観賞だけを楽しみ早々に引き上げたのだった。場違い極まりない小汚いおっさんの徘徊に終わった。結局、僕でも安心して訪問できるゴディバに向かい、この日の任務を遂行したのだった。

ただ、こんな可愛らしいスペースの経験がほとんど無い僕には十分な刺激になった。そしてスイーツが人々を幸せにすることを目の当たりにできたのだ。これまた大げさながら経験してよかったと思う。こうなったら、ディズニーランドにも行ってみようかなどと考えている今日だ(笑)。

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