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生涯現役の男は今年69歳。

2015 年 1 月 31 日 プロデューサー コメント

キヨさん昨日は昭和21年男の清原明彦さんのところに行ってきた。お付き合いいただくようになってもうかれこれ15年くらいだろうか。カワサキのテストライダーでありながらレーサーとして大活躍して、実力人気ともに抜群のバイク界のスターだった。今は兵庫駅のそばにオシャレなバイクショップを構えて、日夜パチンコ屋に通っている(笑)。歯に衣着せぬとは彼のためにある言葉だと思うほど、これまで数々の問題を起こしてきた。口喧嘩をさせたら彼より強い者を僕は知らない。

いやいや、ホントに偉大な人物なのだ。レーサーとしての輝かしい記録はもとより、彼はおそらく世界一のテストライダーだ。バイクでは後発メーカーだったカワサキにとって彼はとてつもなく貴重な存在で、その後の発展に大きく貢献した。ホンダに追いつき追い越せと、昼夜を問わず開発にあたった技術者たちに、的確な指示を出すのだから歯に衣着せてたら仕事にならない。歳上でエリートの技術者たちにとって、不良少年に欠点を指摘されるのはおもしろくなかったかもしれないが、そこはやはり世界一のテストライダー。絶大な信頼を得ていったのだ。今でも当時の技術者たちに愛され続けている。

それともうひとつ、彼は後輩たちへの接し方がすばらしい。僕もそんな後輩の1人で、でっかい愛情を感じながらお付き合いさせていただいている。そんなヤツはおそらく相当な数いるだろう。去年1年間みっちりと仕事したカワサキの若きエースライダーの渡辺一樹さんを紹介したところ、その後“そんなヤツ”の仲間入りしたようである。いわゆる親分肌で、乱暴な言葉づかいの奥にいつも精細な心がのぞいている。初めて呑みに行った夜は「北村くん、ケツは掻いても義理欠くな」との決めゼリフを教えてもらった。

驚いたことに今も現役のライダーである。現段階では詳細を書けないのが残念だが、先日、乗り込んでトレーニングを積まなければならないようなライディングの仕事をこなしたと話してくれた。19歳も歳上の人がサーキットを攻めるなんて僕には想像もできないが、男として見習いたい。生涯現役を貫くお手本である。

一昨日ここに書いた『とらや』の手提げは清原さんへのもので、これにて新年の挨拶まわりが終了したのである。

 

 

 

  1. 2015年 2月 1日 18:03 | #1

    こんなカッコイイ人になりたいですね!
    オイラは、まだまだ鼻っタレ(^○^)

  2. まさしく鼻っタレです。こんなすごいオヤジさんが存在することだけで影響を受けますね。目指すにはあまりにも道険しですが…。

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