【S40News!】年末の風物詩、浅草寺の「羽子板市」が開催。

羽子板市

東京・浅草にある浅草寺の境内で「羽子板市」が12月17、18、19日開催される。

一度も行ったことはないけれど、一度は行っておきたい年末年始のイベントに「羽子板市」がある。この時期になるとニュースなどでも盛んに取り上げられ、今年の顔なる人々の羽子板が紹介される。それを見ると今年一年を振り返り、「今年ももうすぐ終わりだなぁ」と毎年、感慨にふけるのだ。

そこで知るようで知らない「羽子板市」の由来をお勉強してみよう。 そもそも 毎月18日は観音さまの「ご縁日」だった。 特に12月の「納めの観音」は一年の締めくくりとして、より多くの参拝者が訪れる。江戸時代、毎年12月17・18日に正月用品や縁起物を売る店が境内 に集まり「歳の市」と呼ばれ、それらを毎年この市で求めることを吉例とした人々で賑わう江戸随一の市としてその名が知れ渡っていた。現在この「歳の市」は「羽子板市」としてその形をとどめている。これは羽子板でつく「おい羽根」が害虫を食べる「トンボ」に似ているため悪い虫がつかないとか、またそのかたい「豆」(むくろじ)の部分から「魔滅(まめ)」にあてられ魔除けになるとか、「マメに暮らせる」などの縁起を担いで、江戸後期のころから女子の誕生した家に羽子板を贈る風習ができた。これによって羽子板を正月の縁起物として「歳の市」で扱う店が増えていったからだと伝えられている。

今年こそは足を運んで、 活気ある市の様子をこの目で見たみたいものである。

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