崎陽軒のシウマイに今さら舌鼓!!

崎陽軒 出張帰りのこと。新横浜で降りてなんとなく崎陽軒のシウマイ(シュウマイじゃない)に手が出た。今となってはどこでも買えるが、出張帰りだとなんとなく家人への土産に感じて誇らしくなり、つい6個入りで700円もする特製を買ってしまった。ワクワクしながら包みを開けると、なんともカワイイ容器に入った醤油とからし、さじに醤油皿が入っていた。

「おおーっ、これぞジャパンクオリティ」とうれしくなった。

700円はいささか高い気もしなくはないが、素朴でおいしいシウマイはビールが進む。崎陽軒とナボナ、文明堂のカステラのCMは幼少の頃よく見たものだ。今では信じられないが、小学2年生ころまで体が弱かった僕は、しょっちゅう学校を休んでは布団の中でテレビを見ていた。そんな病弱テレビっ子にとって、この3つの食品CMは強く刻まれているが、崎陽軒は大人になるまで食べずじまいだった気がする。大人になってからもあまり馴染みがなく、今回は何度も何度も♪おいしいシウマイ崎陽軒♪を口ずさみながら味わったのだった。神奈川と東京を中心に店舗を展開していて埼玉、千葉、静岡県にも店舗を展開しているようだが、やはり横浜と付く地で購入した崎陽軒は格別である(笑)。

『昭和40年男』でも取り上げたいところだが、残念ながら僕らの人生よりもずっと長い歴史を持つ。なんと昭和8年に「冷めてもおいしい」とのキャッチフレーズで登場していたそうだ。そして、ジャパンクオリティと喜んだカワイイ醤油入れは、知る人ぞ知る『ひょうちゃん』なるキャラクターで、昭和30年生まれだとのこと。デザインを手がけたのは漫画家の横山隆一さんで、彼のマンガ『フクちゃん』はご存知の方も多かろう。なるほど、さすがにカワイイのも頷ける。

『ゆるキャラグランプリ2014』にエントリーしていて、9月から始まったインターネット投票では、企業・その他ランキングで205位にランキングされている。そして明日から3日間はイベント会場で投票を受け付けるそうだ。僕らよりも10歳も年上なんだから、昨今のゆるキャラブームになんか乗らないで堂々と崎陽軒の『ひょうちゃん』でいればいいのになどと思ってしまうのは、おっさんゆえなのだろうか。そもそも、あの醤油入れのサイズだからカワイいのだと思うのだが…、とよけいなことばかり考えてしまう。

僕にとっては、身近なようで意外と距離があった崎陽軒のシウマイである。「言われてみればそうだな」と思ったあなた。この週末をビールと崎陽軒のシウマイでハッピーに過ごしてはいかがだろう。ひょうちゃんを眺めながらいただくのは格別ですぞ。

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6件のコメント

  1. ガキの頃、新横浜に住んでいました。
    新横浜駅は今のように立派でなく、崎陽軒のシウマイもホームの売店でしか売ってなかったんですが、
    当時は呑気なもので切符切りの駅員さんに「シウマイ買わせて下さ~い」と言うと、「どうぞ~」と
    入場券買わなくてもスルーでしたよ(笑)
    高校通うのに新横浜駅を利用してた時には、ロビーに崎陽軒の売店できてましたからずいぶん前の話ですが。
    今のご時世セキュリティとかいろいろとあるんでしょうが、昭和のおおらかさがちょっと懐かしいな。

    • ca-niさん、おはようございます。朝からいい話で仕事のモチベーションがあがりました(笑)。
      昭和のおおらかさは思い出すといろいろ出てきますね。でもそれを過去のいい話とさせてしまったのに、我々は無関係でないはずです。いい時代を取り戻したいものですね。

  2. 『ひょうちゃん』の蓋、今はプラスチック?なんですね。
    うちにある古いやつは小さなコルクの栓。ということは、うちでは何十年も食べてないってことです。w
    崎陽軒の焼売と一口餃子点天が食べたい!!

    • レオ貴さんは何十年も前のひょうちゃんをキチンと持っているのですか。素晴らしいですね。大切になさって『開運! なんでも鑑定団』に出しましょう(笑)。

  3. マジか?
    明日野暮用でお土産に第三港北インターそばの工場の売店でシウマイ買って、自宅用に15個入りの昔ながらのシウマイ買って来て、これから食すところ。
    これにも入ってんのかと確認したら、ひょうちゃん居るよ。
    あまりにも近いと食べないもんだね。

    • マジか?(爆笑)
      ひょうちゃんカワイいですよね。
      きっと今うまいビールで幸せをかみしめていいることでしょう。楽しんでください!!

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