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取材後記。〜本木雅弘さんへのインタビュー〜

2010 年 11 月 27 日 プロデューサー コメント

『坂の上の雲』は去年に第3話まで追いかけていたが、残り2つが録画されたままになっていた。
『おくりびと』も録画されたまま放置されていた。
今回の取材に向けてこれらの観賞し、過去のインタビュー記事など資料を揃え読み込んで準備した。
仕込みのために鑑賞するのは見方が微妙に変わる。
メモをとりながら本木さんの一瞬を逃さないように観るからスゲエ疲れる。
そのようなフォーカスをするせいで、作品として純粋に楽しむことからはやや離れてしまうのは残念であるが、
その分をさっ引いても十分楽しめる作品であった。
表情がたくさんあるなあ。
2つの作品で演じている役どころがずいぶんと異なるから、余計に感心させられる。
双方通じる立ち姿の美しさにも感心させられた。
これでタメ年かあ。
落ち着きのない自分が情けないよ。

 

といった準備を済ませて臨んだ当日は、開始1時間前にマネージャーさんと合流して簡単に打ち合わせた。
そこで本木さんのことをアレコレ聞けたのはラッキーだったな。
小春日和の気持ちよく晴れ渡った空に誘われ、主役の到着を玄関前で待った。
余談であるが、会場となった青山のホテルは、僕が仲人なる大役を仰せつかりメッチャクチャに緊張した会場でもある。
今でも思い出すと赤面してしまうほどの緊張だったことが、まさに昨日のことのように思い出されていた。

 

やがて本木さんが到着した。うわーっ、カッチョイイ。
純粋に単純に、これほどカッチョイイ人なんだとあらためて感心するほどだ。
目がスゲエからこいつは楽しみだなと好印象のなかで取材がスタートした。まずは撮影からだ。
いつも思うのだが、芸能人とかミュージシャンの方って撮られ慣れているんだよね。
僕なんかたぶん一生無理だろうな。シャッターを切るとその度ポーズを変えてくれる。
「ちょっと目線を外してください」なんてカメラマンがいうと、その流し目ったらまたまたセクシーなんよ。
いやあ、いい写真がたくさん撮れたから本誌をお楽しみにしていてください。

 

そしていよいよ僕の出番だ。
それではと挨拶しようとしたらバックから最新号を取り出すじゃないの。うれしいねえ。
“どこの雑誌でもいいじゃないの。いつも通りにこなせばいいでしょ”というスタンスの方が圧倒的に多く、
雑誌の内容をキチンと把握してのぞんでくれる方は、残念ながら大変少ない。
僕が雑誌の冒頭に書いている“今、この本を手にしているあなたへ”をキチンと読んでくれたという。
カッチョイイだけじゃない、誠意ある大人なのだ。
僕が聞きたい大きなポイントは、シブガキ隊を解散してからの変化である。ドンドン尖っていった記憶がある。
ヌードになったり、紅白歌合戦で騒ぎを起こしたり、すごく意外な役を引き受けたり。
そして近年では、ドンドン魅力的な男へと昇っているような気がする。
その秘密とは? ここに力点を置き、最新作である“坂の上の雲”の話と家庭の話で構成しようという作戦にしたのだ。

 

3年つき合った『坂の上の雲』での秋山真之役を体から抜いているという、役者らしいコメントから会話がスタートした。
言葉を吟味して一生懸命に答える人で、考え抜いた上で出てくる言葉の数々は誠実さにあふれていたよ。
吸い込まれてしまいそうなあの瞳とずっとそらさず話しているのは結構なエネルギーがいる。
姿勢の美しさはテレビで見るとおりで、椅子に浅く座り背筋をまっすぐに伸ばしてまったく崩れない。
唯一崩れたのは
「山崎努さんとか緒方拳さんとか、本木さんはそんな大御所になっていく人だと思います」
と言ったときだ。「ない、絶対にないです」とね。どこまでも謙虚な方だったよ。
おっ楽しみにね〜。

 

   

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