取材日誌。

今回の特集『呑んべえ、万歳(仮)』は、ライフワークといってもよいだろう。
昨日もこれが仕事かというほど幸せな取材をこなしてきた。
タメ年たちと呑む。ただそれだけである。
呑んでいるからこそ出てくる話を、赤裸々に綴ろうというものだ。
同じ主旨で、作詞作曲家でありシンガーの林田さんとも呑みに出かけた。
タメ年ということを意識しながら出会いを楽しむというのがこれほど楽しいものかと
この2つの取材を通して知った。共有ビジネスと位置づけて臨んでいる
 『昭和40年男』という雑誌を中心とした仕事であるから
そんなことはわかっていたことである。
だが、実際にこうして話してみると想像以上に楽しすぎる。
同時に「俺の狙いは間違いないな」と、バカなブタさんは木に登るのであった。

林田さんとの呑みは後日報告するとして、昨夜のことをちょっとお届けしよう。
青森、大阪、福岡出身の3人と東京下町の僕の4人が一堂に会した。
地域の異なるタメ年たちの会話は、一時東京&大阪都市連合 vs 青森&福岡地方連合にいたった。
「都会の人間にはわからねーよ」
うんうん、おもしろい展開になった。

壮絶だったのは、呑むためにノンバンク系で借金を重ねて
1000万円直前までいったという話だ。
そこまでして呑む寂しい日々を乗り越えて、今幸せな家庭で
それでも酒を愛しているというぶっ飛んだ男だ。
血圧が高くて下が100を超えているのに、ヤバイヤバイと呑みつづける
ネジの外れた男もまた楽しい。
1ヶ月に交際費を400万円使うタメ年社長につき合って
毎晩のように豪遊していたという話も愉快だったよ。
と、そんな3人の壮絶呑んべえ人生を聞きながら、ホントに楽しい夜になったのだ。
3人に共通していたのは〆のラーメンはひかえているということや
少々弱くなってきたということ。
うーん、やっぱり体は確実に45歳なんだなあ。

3時間以上に及んだ呑み会での会話がテープに収めてあり、
これを文章におこして原稿にするのは楽しい取材の裏返しで最悪の気分だろうな。
呑みたいのに原稿書きで呑めない。
そのうえ、呑み会のデレデレ話を真剣に原稿にしていくのだから、
ああ、幸せと不幸は隣り合わせなんだね。
〆切地獄の日々がもうすぐそこだよ。

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1件のコメント

  1. ども。ぶっ飛んだ男ですw
    先日は楽しい座談会の席を設けてくださり、ありがとうございます。
    2次会も楽しかった。また飲りましょう。

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