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古代エジプト文化と交流。

2014 年 9 月 7 日 プロデューサー コメント

美術館東京上野には美術館と博物館が多く密集していて、貴重な催しが常に展開されている。マンモスタウン東京の恩恵であり、この地に住んでいる大きな魅力の1つである。つい先日は、開催中の『メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神』に出かけてきた。アメリカニューヨークにある『メトロポリタン美術館』が誇るエジプトコレクションから、テーマの女王と女神に沿って厳選された200点の至宝が展示されている。すべてが初来日とのプレミアつきで、大満足の催しだった。じっくり観賞すると2時間はラクに超えてしまうから、出かける際はご注意した方がいい。これほどのボリュームとは思っておらず、僕はちょっと時間が足らなくて後半は閉館時間との攻防になってしまった。

3000年以上前の人間の英知にふれられる。神武天皇ご即位以前の宝の数々にふれられるのは、なんとも幸せな気持ちになった。頭脳をフル回転させて注ぎ込み、加えて圧倒的な権力により時間と予算をふんだんに注ぎ込めたこともありありと見て取れる。人間として持つ力のすべてを発揮したからこそ、国家は繁栄した。発展を続けて現在へと繋がるロマンである。

 

 

棺や冠などの装飾の美しさからは、人間の普遍的な美意識を感じさせられる。どんなに時間が経過しようと陳腐にならない本質の美があった。小さなイヤリングに施された細工にも唸らされっぱなしだった。テーマが女王と女神というちょっと変化球なのが、全体を美でまとめ込んでいる。いやあ、感動の嵐だったよ。

 

 

無知な僕はこれまでよく知らなかった、ハトシェプスト女王なる方にまつわる展示物が多く、解説などを通じてその人物を垣間見られたのも満足度が高かった要素の1つだ。国づくりの歴史の中には、高い徳を持つ方ってのが必ず出て来るもので、ハトシェプスト女王には聖徳太子と重なる部分を多く感じさせられた。そんな彼女に捧げる装飾品から本質を感じるには、もっと勉強が必要だなと自分を責めたりもしたのだった。

 

 

人間とはなんぞや? そんな問いかけをする意識にさせてもらえた至福の時間を過ごせた。大人になった俺たちだからこそ見出せる価値がきっとあるはずだ。オススメですぞ。

 

 

  

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