歯科医院。

2010 年 10 月 31 日 プロデューサー コメント

まず前提として、スーパーチキンな僕です。
小学2、3年くらいのときに、虫歯を削るあの痛さがずっとトラウマになっていた。
以来、歯科医院からは遠ざかっていたのだ。
23〜4の頃、親不知が暴れた。
ほとんど埋まっていてちょっぴりだけ顔を出しているところにバイ菌が入り、
激痛とともにものすごく腫れて熱まで出る。
歯科医院に行きクスリをぶち込んでもらい、飲み薬をもらって2度と行かない。
だって腫れがひいたら抜くっていうのだもの。
ちょっと疲れがたまるとまた暴れて、前と違う歯科医院に行き
同じことを4回ほど繰り返したが、徐々に症状がひどくなっていった。
一念発起して5回目の歯医者さんに抜いてもらうことにした。
抜くというよりほじくるといった作業が延々と続き、
抜糸のあとも通うようにといわれた先生を裏切り、
もう一生歯医者には行かないと誓ったのだった。

 

が、時が流れて僕の歯はガタガタになった。
ずいぶんと長いこと悩んでいた。
歯茎からの出血と鈍痛が何年も続いていたからねえ。
でもね、怖かったんだよーん。
きっと小学生のときのように削られ、親不知のときのように抜かれるに違いない。
ヤダヤダヤダと逃げ続けていた。

 

ある日、歯茎がひどく腫れて、その痛みに耐えられず歯科医院に入った。
診察台で待たされているときは気絶しそうなほどだったよ。
 「これはひどいなあ。ちょっと先にレントゲンを撮りましょう」
 「レントゲン?」
親不知のときのように、歯茎の腫れを取ってくれればさようならと思っていたのだが、まな板の鯉だ。
まさか断るわけにもいかずレントゲン撮影を終えて再度診察台へ。
先生はあがった写真を見ながら
 「今の状態は60歳を軽く超えていますね。残念ながらもう戻すことはできません」
ガーン。実年齢より約20歳上の歯になっているというのだ。
完璧なる歯周病で、歯を支える骨がかなり溶けてしまっているとのことで
なるほどあの鈍痛はそれが原因だったのかもしれない。
 「歯茎の腫れをまず直して治療に移りましょう」
はい。お願いします、と言いながらも、まだこの時点では逃げることを考えていたのだ。

 

行く、行かない、行く、行かない…。
悩めるチキンはこうなったらやるかと一念発起し、ふたたび通うことにした。
まずは歯石取りから治療が始まった。
 「いつ以来ですか?」
 「生まれて初めてです」
カワイイ歯科助手さんはあきらかにひいたのだった。
ほぼずっと血が流れていた歯茎は激変し、奥の方で感じていた鈍痛も消えた。
新たに見つかった虫歯の治療と、小学生のときの詰め物を引っぺがし奥まで削り直した。
涙が出ちゃうくらい怖くて痛かったけど必死に我慢したのだった。

 

先日、歯周病と糖尿病が密接に関係するというのを知った。
確かに以前は血糖値が再検査のCだった(もちろん受けちゃいないが)のに対して、
今年の検査ではAに改善されていた。
もっともこれが原因かどうかわからないものの、悪い気はしない。
そして1年以上にも及んだ長い治療が、先日いったん終了した。
もっと早く行けばよかったと後悔しつつも、ルンルン気分で先生に礼を述べたのだった。

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