アナログ盤はインテリア。

昨日の新聞に「なんとなくレコード」というタイトルがついた記事があった。アナログ盤が徐々に見直されているという記事で、パイオニアからはこの秋に高級アナログレコードプレーヤーが発売されるとのことだった。国内のセールスも2009年に10万枚と少しだったのが26.8万枚にまで上げてきていて世界的にもマーケットは増加傾向という。ハードソフトともに活況だそうで、渋谷に大型中古店を展開するHMV広報は「温かみがある音質だけでなく、ジャケットが大きくインテリアとしても魅力的」とコメントしている。フッフッフッ、その通りだ。

写真 1-1これが我が家の壁だ。ホームセンターでケヤキの角材を買ってきて、角を取るようにヤスリをかけて、レコードジャケットが乗るように溝を切ってオイルを塗った。強力両面テープで壁に貼付けて出来上がり。って、さも自分でやったようだが、大工の爺ちゃんをもつ女房の見事な仕事だ。コイツが壁に5本あって、それぞれに大好きなアナログジャケットと、それに準ずるCD盤が飾られている。その中央に位置するのがこの写真である。

昭和40年男たちにはあまり馴染みのないアルバムかもしれないブルースの名盤『MOJO HAND』はライトニン・ホプキンスの傑作だ。脇を固めるのはジャニスの『PEARL』とザ・バンドの最強のボーカリスト、リチャード・マニュアルがこの世から去る直前に収録されたライブ盤だ。僕の音楽の嗜好がハッキリと出ているこの3枚は不動のセンターである。

脇を固めているジャケットはたまに変えるのだが、部屋の雰囲気までガラリと変わった気分になれる。安上がりのインテリアリメイクなのだ。アナログ盤を大切にしているタメ年たちは少なくないだろうから、こんな楽しみ方を推奨する。今日がお出かけしない日曜日だったら、最寄りのホームセンターに出かけてはいかがだろう。完成したらあなたのセンターの写真をぜひ送ってくれっ!!

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2件のコメント

  1. 脇のジャニス、-_-b

    “ジャケ買い”というのをいくつ繰り返しただろうか!

    そのくらいの意味があったのも事実。

    • ある意味贅沢な購入方法ですね。とくに中古レコード店を発掘してからはその頻度が上がりましたよ。

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