息子と一杯。

2010 年 10 月 21 日 プロデューサー コメント

突然ですが、ワタクシ、早熟だったもので子どもがデカイです。
今年こそ卒業すると語る大学6年生で、就職も決まっていない親不孝者でございます。

 

先日久しぶりに一杯やった。
ヤツは日本酒党で、いっちょ前に能書きなんざたれながら、
それらしいつまみを好んで盃を重ねるのだった。
いやあ、やっぱり似てくるなあ。
彼がバイトしている居酒屋についてだ。
どの街にもあるというほどでないものの、わりとよく見るチェーン店である。
 「若いやつばかりだろう?」
 「それが来るのよ。父ちゃんくらいのが」
 「かっこわりいな」
 「意地を張ってほしいよな」
スイーツに話が及ぶと
 「男が店とか人前で甘いもん食うなよ。どうしても好きだったら隠れて食え」
だってさ。いやあ、親子ってのはやっぱり似てしまうもので
こういう悪いところはとくに如実に出るものなんだね。
 「モックンのインビューが決まったからおくりびと見ないと。お前見たよな?」
 「広末がさあ、大ちゃんって言うのよ」(息子の名前は大)
 「おれもさあ、この前テレビに出たとき、カワイイキャスターと目をあわせる度にキュンよ」
互いに爆笑。やれやれ、親子ってのはホントに困ったものだ。

 

いつも帰りが遅く、休日もほとんどなかった父親だったが
それでもなんとかここまでに育ち、男の子から男に成長しているようだ。
少しずつだが、逞しく強くなっていると、そんなことを感じ取りながら呑む酒は実にうまかった。
ビールを1本と酒を3合半で眠ってしまい布団を掛けてやると、小さかった日々がフラッシュバックした。
ぜんそくで苦しんだ日や、保育園に行くのを嫌がって流した涙。
上野動物園で買ったパンダのぬいぐるみが手放せなかったことなどなど、
想い出はどっさりと胸に詰まっている。

 

若い父親ゆえ、きっと苦しめたこともあるだろうなあ。
バカな寝顔を眺めながら焼酎を重ねた、幸せな夜だった。

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