【タメ年たちの大活躍!】動物写真家・福田幸広が撮影したオオサンショウウオ。

福田幸広 オオサンショウウオ昭和40年生まれの動物写真家・福田幸広が撮影を担当した写真絵本『オオサンショウウオ』が発売された。

天然記念物としてはもちろん、謎の多い生物として知られているオオサンショウウオ。日本固有種で世界最大の両生類でもある。約2300万年前からほとんど形態が変化しておらず「生きた化石」ともいわれている。本書では、世界ではじめて撮影に成功したオオサンショウウオの産卵から子育てまでの写真が満載で、謎の多いくらしぶりをオオサンショウウオの「語り」で紹介したものだという。オオサンショウウオを追い続けている福田にとって、一つの記念碑的作品といえるのではないだろうか。

福田は日本大学農獣医学部を卒業後、宝石関連の会社に就職するが、1年で退職し、フリーのカメラマンに転身。モットーは「山もいいけど、海もいい!」で、世界中を渡り歩き、動物を撮影している。著書に、8年間フロリダに通い、追い続けたマナティーの写真を載せた『マナティー・人間と遊ぶ愉快な仲間』や、動物の寝顔を集めた写真集『寝る子は育つ』、長野県地獄谷のサルの物語『子ザルのいちねん』など、その数は20点以上になり、どれも動物のやさしくやわらかい表情が収められている。また現在、本誌『昭和40年男』ではコラム『気まぐれ福田君新聞』を連載。同コラムでは撮影地での出来事や機材の話などをしている。

そんな福田の渾身の一作ともいえそうな本作。ぜひ手にとってみては。

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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