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TOKYO MX 生放送出演奮闘記。

2010 年 10 月 16 日 プロデューサー コメント

東京限定チャンネルではあるが、昨日の夜8時からのニュース番組で
『昭和40年男』が取り上げられ、しかもそこに出演するというチャンスを得た。
ここ数日騒いできた、『昭和40年男』にとっては小さな記念日となった昨日を
セルフレポートする。

 

ギリギリまで編集会議だった。
「さあ、出かけようぜ」
「ちょっと待ってください」
副編小笠原は俺の奮闘模様をレポートしながら、
ツイッター担当でつき合ってもらったのだ。
パタパタと遅れ気味の出発のうえ乗り換えを間違えてしまい
局入りしたのは番組開始の1時間前の夜7時だった。

 

テレビ局はこれまでも何度かは経験がある。
生放送は2度目だ。
でもなんでこんなに緊張するのだろうか。
いや、正確には緊張とはちょっと違うな。
インタビューが始まる瞬間や、イベントの開始に滑り込むときは
いつも緊張感に包まれ、でもそれを楽しみながらのぞんでいるもの。
ズバリ苦手なのである。
ちなみにこの苦手意識は結婚式の挨拶にも似ているね。
おい自分、慣れだよ慣れ! とか、いつまでも苦手意識を持ってんじゃねーよ! とか
何度もいい聞かせながら、小笠原の前では余裕を演じてなんとかやり過ごすのだった。

 

打ち合わせが始まった。
これでずいぶんとほぐれた。
団塊世代のコメンテーター角田さんはズバズバと自分の意見を述べ
林さんはひとまわり下とは思えないほどしっかりとした意見を持ち
アナウンサーの川井さんもかわいい女性をまとってはいるが、
やはり回転の速い明晰な方だ。
なんかすげえな、テレビピープル3人衆はなどと感心させられるのだった。
クリエイティビティの高さを感じているうちに、なんだかワクワクしてきた。
苦手意識などという些末な感覚を、この現場にいる喜びが凌駕していく。

 

打ち合わせが終わり出番を待っていると
メイクさんが来てまな板の鯉になったのである。
自分でカットしている頭をプロがいじってくれるのは申し訳なく
紫外線をたっぷりと吸い込んだ顔をパタパタしてもらうのはもうなんとも恥ずかしい。
小笠原がシャッターを切りまくっていやがる。

 

番組が始まった。
袖でさっきまで打ち合わせをしていたテレビピープルたちの
見事なニュースさばきを見ていると、やっぱり緊張するよ。
だが、これまで何度か経験してきたテレビに対する苦手意識は
さっきの打ち合わせでぶっ飛んでしまい、ワクワク感がたっぷりと混じった緊張なのだ。
大好きだね、この感覚は。
野口聡一さんの25分インタビューにのぞむ直前と同じ気分だった。

 

『昭和40年男』のコーナーになった。
まずはビデオが流される。
これは今回の仕掛人である、TOKYO MXの大崎さんが
懸命に組み立ててくれたものだ。
番組終了後には「いやあ、ついついこだわってしまいました」とのこと。
うれしいぜよ(なぜか龍馬)。
自分と仲間たちの分身であるかわいいかわいい本が
タメ年男の手によって晴れ姿をまとい収まっているビデオを見ていると
ちょっと熱いものがこみ上げてきた。
いかん、これからしゃべるのじゃと落ち着かせる。
照明が熱い。
汗が浮いてくるがせっかくがんばってくれたメイクさんに申し訳なく、懸命に我慢する。
やがてビデオが終わり、いよいよ話をふられる。

 

早口になるな。よく考えて発言しろ。
かむな。エー、アーに気をつけろ。
話しながらそんなことを考えたり、美しい川井アナとの近距離に
キュンとしているバカモノでありながらも、言いたいことを吐き出すチャンスをうかがう。
…と、いつのまにか終わってしまったよ。
えーっ、もう終わりなの? まだ1割もしゃべれてないよ〜。
素人の甘さ丸出しですな、反省。
あれもこれも言いたいと一応整理してのぞんだが、
これだけはビシっときめるという部分を優先順位をつけて持っていかないとダメだね、
学んだよ。

 

そんな反省と、ものすごく大きな疲労感を感じながらもこのいい経験に感謝した。
帰り道、ビデオに収まっていたスーパー広告マンの齋藤さんから電話が入った。
「いい紹介コーナーでしたね。こうしたものが縁によってつくられていくのですね」
うんうん、本づくりはすべて人と人とのつながりよってつくられていく。
それすべて縁ですね。
編集部員はもちろんだが数多くの内外スタッフ、
今回のような番組づくりに参加してくれた方々や
イベントに来ていただける方まで何十人、何百人もの想いを受け止めて
カタチにしていくのだ。僕はタクトを振る。
誰1人として代用のきかない人たちの想いを受け止めて、腕がちぎれるまで振る。
そんな気持ちを、また新たにした夜だった。

 

ありがとうございました。

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