70歳からパワーをもらう昭和40年男。

今年に入ってからというもの、大台を気にすることが多くなった。いよいよ秒読み段階といった感じで、昭和40年男は来年になると次々に大台へと突入する。今年は最後の40代イヤーなのだ。本気で目標達成に動かないと、あっという間に来年の誕生日を迎えてしまう。この大台への瞬間に、後悔はしたくないとの気持ちが強くなってきているのは、悪いことじゃない。

毎年正月に掲げる目標の、基本となる柱はどうしてもまず仕事になる。前の世代と比べると減っているとはいえ、昭和40年男は猛烈仕事人間が多いと思うがいかがだろう。正月に立てる目標は、多くがその年の仕事がらみのもので、準じて仕事に役立つことや、長いスパンで仕事に作用するなんてのも含めると、9割以上が仕事の目標となる。欲張りだからたくさん挙げては、毎年12月になんとか帳尻合わせをして、それでも達成率は3割もあればいいといった低い成功率は困ったものだ。とはいえ、思いついたら挙げないわけにはいかず、今年も数多く書き留めてある。40代ラストイヤーの今年に限っては、3割ってわけにはいかんと一念発起したはずなのに、まだ2月だってのにすでに黄色信号が灯り始めているのもあるのだから、だらしない自分にあきれるばかりだ。いやいや、あきれている場合でなく、フンドシを締め直すべきなのだ。

今年の目標は、合わせてその向こうにある50歳の誕生日を意識したものが多い。やはり半世紀の重みは強く、これまで通過してた10年周期とは異なる。20、30、40歳と、それぞれに重みを感じたり覚悟を決めたりしてきたが、あと1年半近く先へと意識を持っていったことはなかった。『昭和40年男』誌面でも、なんらかのカタチで騒いでいきたいと考えているが、まだ具体的な企画には落とし込めていない。

ローリング・ストーンズ今日から始まるローリング・ストーンズの来日公演にいくことにしたのも、自分の50歳から先への刺激にしたいとの下心がある。加えて、前回のシティポップ特集で音楽関係の方々と多くお会いでき、そのときに口々に「ポールがすごかった。刺激をもらった」と聞いた。同時に「自分も負けちゃいられない」と。この前向きな気持ちを、僕らのような下の世代にさり気なく伝えてくれる先輩に多く出会えたこと自体が、僕に刺激になっている。

ならばよし、ポールは見逃しちまったがストーンズだろうと、最終日のチケットを予約して見事にゲットできた。ちょいとそれるが、どうやらポール程の競争率でなかったようで、昨日の朝刊には当日席が出るとの広告が掲載されていた。ある友人は、値引きされたチケットを手に入れたと喜んでいたし。まあそんな人気がどうこうは僕にとってはどうでもよく、50歳を直前にした男が70歳を超えた男たちに刺激をもらう。さらに現在、ミックよりさらに2個上のビックな男に取材オファーしていて、うまくいけばこれまた強い刺激を受けることになるだろう。

と、先輩に頼ってばかりはいられない。僕らが今抱えている問題をクリアしていくために、目標をひとつひとつ高く掲げて戦っているタメ年も多くいるのだから、もっと切磋琢磨しあってさらに高みへといきたいものですな。そのためには、1にも2にも自身の目標管理なのだと言い聞かせている今日は、早いもので如月もすでにカウントダウンなんですな。

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2件のコメント

  1. 50なんてションベン小僧。
    70ではじめてオトコよ!
    てな声が、あのオヤジ連中から聞こえてきそうですな。

    • そうですね。そんで自分たちもそうなりたいですよね。70でオトコよってカッコいい。

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