ブルース・スプリングスティーンの若さが欲しい!!

ブルース・スプリングスティーン自分が彼と同じ年齢を迎えたときに、こんなに若々しくいられるだろうか? 64歳のロックンローラーがぶちかました新譜は、50歳を目前にした僕に強烈な喝を入れてくれた。まだ1度スラッと聴いただけなので、詳しいレビューは後日書かせていただくが、ひとまずおススメできることを宣言しよう。それと、僕ら世代にとっては、うれしいボーナスDVDが初回限定盤に限りセットされている。19歳のときにビックヒットを記録した名作『ボーン・イン・ザ U.S.A』の全曲が、なんとライブで収録されている(まだ観ていないが…)。じつは、これだけでも手に入れたいとワクワクしていたものの、まずはスタジオ録音の本編を聴くのが大好きなブルース・スプリングスティーンへの礼儀だろうと、はやる気持ちを抑え込んだ律儀な僕だった。

ド頭のタイトルチューンからカッチョよく、しみるバラードもバランスよく収録されている。今回は過去10年の間に書きためていた曲と、ライブで演奏される定番ナンバーを集めていて、集大成作品と言っていい。彼の魂がぶちまけられるようにスピーカーから放出される。

ブルース・スプリングスティーンとボブ・ディランにふれると、英語をキチンと理解できないことが悔しくなる。ブルースが紡ぎ出すストーリーの微妙なニュアンスを感じたいと、訳詞を読みながらいつも思うのだ。英語だけじゃなく、アメリカのニュージャージーという地を知らないこともやはり残念に思えてくる。だから何度も聴き込むことで理解度を上げ、自分なりの解釈を深めることにしている。

若さは武器なんだと刺激になることは冒頭に書いた通りだが、ブルースに限ったことじゃなく、信じ難いほどの若さを保っているミュージシャンが多い。来月観に行くことにしているミックとキースもしかり、音楽シーンにはスーパー爺さんたちがウジャウジャいる。本人の努力はもちろんのことだろうが、音楽をプレイすること自体が、その要因のひとつとして大きく貢献しているのではないだろうか。かつて、ある脳学者がバイクは脳の老化を防ぐ効果があるとの発表をした。手足を別々に使って運転することと、風を感じながら景色が流れていくことが強い刺激になり、効果が高いとのものだった。楽器もまさにそうだろう。たとえばギターだったら右手と左手を別々に動かして、さらに指先までも使って演奏する。さらに弾きながら歌でも歌えば、きっと脳のいろんな箇所を使うことは素人でも想像はつく。僕自身もいつも感じるのは、ギターを弾きながら歌った次の日は、カラオケで完全燃焼するよりもスッキリとする。もっともカラオケ完全燃焼は二日酔いが多いのだが(笑)。すごくいい効果を生んでいると実感しているのだ。

昭和40年男たちよ、ギターを持て!! そしてかき鳴らすことでブルース・スプリングスティーンを目指すのだ。と、そんな気にさせるほどの若さみなぎった作品で、聴くことで刺激になること間違いなしだぞ。

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3件のコメント

  1. BOSSと呼べるのは、ブルースと永ちゃんだけ。-_-b

    • 僕は永ちゃんとブルースを並べたことなかったから、なんとも新鮮に思えました。

  2. 老化以前に頭が腐ってる昭和40年生まれなんだから無駄だろwww

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