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表紙で振り返る2013年。その弐。マブチモーターに震える昭和40年男たち。

2013 年 12 月 26 日 プロデューサー コメント

クリスマス飾りが猛烈な勢いで松飾りに変わる。このクオリティって日本だなってつくづく感じてうれしくなる瞬間だ。そんな年の瀬をいかがお過ごしだろう。ラストスパートももうホントにあとわずかでゴールはすぐそこだ。がんばろうぜ。では年の瀬らしく、今年発行した『昭和40年男』の表紙を眺めながら、2013年を振り返らせていただく。

 

 

1303_昭和40年男vol18

 

今年の2発目の勝負は難しいテーマに取り組んだ。特集タイトルを『俺たちを虜にしたテクノロジー』として、昭和40年男らしいハイテクを集めてお届けした野心作である。表紙に採用したのは、昭和40年男だったら世話になってない者はいないだろうというマブチモーターだ。この表紙は日本中を震撼させた(笑)。業界関係者にも受けたようで、多くのメディアから取材依頼が舞い込むという、うれしい副産物も生まれたのだった。

マブチモーターを筆頭に、ロータリーエンジン、学研電子ブロック、カップヌードル、ラジカセ、ヤマハDX7、2ドア冷蔵庫、学研のかがく、TVのリモコンという、こんなラインナップでテクノロジーを語るのがなんとも『昭和40年男』らしいではないか。こんなバカバカしい企画がまかり通る雑誌なんだとの、まるで翼を得たような気がした特集だった。

巻頭特集もさることながら、連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』も想い出に残っている。とくにこの中で、RCサクセションのアルバム『COVERS』の発売中止と、その動きと連動して結成されたタイマーズを取り上げ、同バンドでギターを弾いたシンちゃんこと、三宅伸治さんのインタビューを掲載した。清志郎さんのことをたっぷりと語ってくれていて、涙流れる言葉の数々が踊ったページに仕上がっている。

またもうひとつ、僕としては大きな仕事となったのが、シンガーソングライターの河口恭吾さんと『昭和40年男』がコラボして、アルバムを1枚仕上げた。僕らがお茶の間で胸を熱くした曲の数々を、年下でありながら果敢に取り組んだ野心作で、その名も『昭和40年男たちメロディー』が完成したことを報告できた。『男たちのメロディー』や『スローなブギにしてくれ』、僕のリクエストで実現した『ゆうひが丘の総理大臣』のエンディングナンバー『海を抱きしめて』などなど、昭和40年男たちの琴線にふれる曲ばかりを、現代風にアレンジして収録している。僕が気に入ったのは『ガンダーラ』で、ものすごくカッチョいいアレンジにもっていったのは、プロデューサーの川原伸司さんの手腕によるところ大だ。彼はこれまで数々の作品を手がけ、日本レコード大賞特別賞の受賞歴があるほどの大物で、この仕事を通じて話が聞けたこともおおいに勉強になった。個人的にも今年を彩る大きな経験となったのである。

 

 

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