第14話 ドリフターズは欠かせない。(1)

7月の上旬には、これでいこうという企画をいくつか決定できた。
発売まで3ヶ月の段階でここにいるということが、
世間一般(?)の創刊と比べてどうなのかはわからない。
が、自分が経験してきた創刊史と照らし合わせると格段に早い。
これまでの苦い経験が活きたのだと、
ちょっぴり自画自賛してみたりする。

ではこの時点での企画をひとつ紹介しよう。
“夢あふれていた俺たちの時代。今、胸に抱きさらなる明日へ”。
このコーナーの第4話の絵
“俺たちが見た夢”
という文字が入っているとおり、
本自体が走り始めたときに、すでに骨格となっていた企画だ。

10人くらいのヒーローを選出し
独自の角度から検証するという誌面を目指そうと、
編集作業を開始した。
ノスタルジックだけに振るのではなく、
あの時代の勢いや胸を熱くさせた感動を
あらためて自分の中に取り込めるようなものにしたい。
この人選は編集長であるワタクシめの腕の見せ所だな。

当然、ドリフターズは欠かせない。
「8時だヨ! 全員集合」
チャンチャカチャンチャン、チャンチャンチャーン♪
あのジングルが、頭の中で何度も何度も鳴り響いていた。

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