【タメ年たちの大活躍!】神山監督『009 RE:CYBORG』と神谷監督『バイオハザード ダムネーション』が作品賞を受賞!

本誌vol.20『荒海に生きるタメ年男』に登場してくれた神山健治監督。アニメ監督としてクールジャパンの最先端を走るクリエイターに、そのエネルギーの源泉をきいた
本誌vol.20『荒海に生きるタメ年男』に登場してくれた神山健治監督。アニメ監督としてクールジャパンの最先端を走るクリエイターに、そのエネルギーの源泉をきいた

昭和40年男・神山健治監督作『009RE:CYBORG』と神谷誠監督作品『バイオハザード ダムネーション』国際3D協会ルミエール・ジャパン・アワード2013 作品賞 アニメーション/VFX部門を受賞した。

昨年10月27日に全国公開された映画『009RE:CYBORG』。同作は、言わずと知れた石ノ森章太郎のマンガ『サイボーグ009』を原作に、『サイボーグ009』が描かれた時代から30年の時を経た2013年の現在を舞台としてつくられた。かつて世界を危機から救った9人の00ナンバーサイボーグたちが、同時多発爆破事件をきっかけに再集結し、新たなストーリーが展開。完全オリジナルストーリーでアニメーション映画化されたのだが、神山が監督を務めた。

神山の他にも劇作家・演出家の小野寺丈(昭和41年1月生まれの昭和40年男)が構成を担当し、作画は石ノ森の元アシスタントで昭和40年生まれのキャラクターデザイナー・早瀬マサトが務めている、タメ年による作品といっても過言ではないのだ。海外のフル3DCGアニメとはまるで異なる、日本のセルアニメ技法を継承したアプローチによる野心的なデジタル映像作品で話題を集めた。

一方、神谷誠が監督を務めた『バイオハザード ダムネーション』も同時期の昨年10月27日公開された、人気ゲーム『バイオハザード』を原作としたCGアニメーション作品。前作『バイオハザード ディジェネレーション』も神谷が監督を務めたのだが、全世界でDVDの売上が160万本を越える人気作となり、待望の続編にファンを大いに楽しませた。

その『009RE:CYBORG』と『バイオハザード ダムネーション』が、日本の3D映像技術やコンテンツ表現を発展・普及させることを目的に設立された国際3D協会 日本部会が主催するルミエール・ジャパン・アワードで作品賞 アニメーション/VFX部門で賞を受賞した。グランプリは『キャプテンハーロック』。ちなみに同作では昭和40年生まれの俳優・古田新太がハーロックを支える副長のヤッタラン役で出演している。各作品ともDVDやBlu-rayが発売されているので劇場で見逃してしまった人は、昭和40年男たちが手がけた作品をぜひ観てみてほしい。

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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