靖国神社参拝。

2013 年 8 月 16 日 プロデューサー コメント

靖国神社終戦の日は、靖国神社へ参拝に極力出かけるようにしている。何年前から行き始めたのか記憶が定かでないのが残念だが、20年近く経つ。

 

 

僕は、日本中がひざまづいた正午をこの地で迎えることに、とくに意義を感じていて、少ないながらも1年間に渡って戦争について学んだことを整理しながら、あの日の日本人の心へと想いを馳せる。そして昨日も書いたとおり、今は亡き親父がどう感じたのかを探る心の旅でもあるのだ。

 

 

定点観測とのいち編集者としての興味も大きい。多くの参拝者を眺めながら、傾向みたいなものを感じ取り、大きな声を発している方の主張を知るのだ。

参拝者の数は、初めて訪れて以来ずっと増加傾向にあるように感じられる。戦争体験者の高齢化はドンドン進んでいるのだから、現象としては逆だ。そのまま、若い人が多く入ってきているということで、これも容易に見て取れる。訪れたことがない方やインテリジェントぶる先輩方は、8月15日に靖国参拝に行く人をいまだ極右のように見る人がいて、以前、10歳ほど年上の方に「終戦の日に靖国参拝したら〜」と話題を投げかけたら「北村君てそういう人なんだ」と言われたことがあった。そんな方々は、ぜひこの光景を感じ取るだけでもいいから足を運んでいただきたいと思うほど、あまりいい表現ではないが普通の人たちが集っている。一部の人が誤解しているような、右派集会では決して無い。もちろん一部には、思想を前面に出して声をあげている方を見かけるが、ほとんどが日本人としてご先祖様に静かに手を合わせたいという、純粋な気持ちで来ているのだと思う。僕自身もその気持ちであり、加えて2度と戦争が繰り返されないことを強く願って手を合わす。

天皇陛下の昨日のお言葉は「本日『戦没者を追悼し平和を祈念する日』にあたり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来、既に68年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。
ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と、我が国の一層の発展を祈ります」だったそうだ。参拝者の心を映し出していただいたお言葉である。

 

 

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