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吉田拓郎と寅さん、そして『スローニン』があれば夏を満喫できる!? 

2013 年 8 月 13 日 プロデューサー コメント

吉田拓郎 夏休み今日から夏休みだという方も多くいることだろう。昨日の朝にずいぶんと空いている気がした通勤電車が、今朝はさらに快適になった。電車の中では、通勤客に混じって家族連れや恋人たちの笑顔がたくさん見えて、ビジネスマンは普段の5割を切っているだろうか。

 

 

僕が降りる浜松町駅は、羽田空港からのモノレールの終着駅で、これから旅立つ方と東京観光に到着した方でごった返していて、サマーバカンス真っ盛りを感じさせてくれる。幸せそうに過ぎていく笑顔を眺めているのが悪くない気分なのは、自分の幼い頃や息子が小さかった頃に過ごした時間が思い出されるから。バックに流れているのは吉田拓郎さんの『夏休み』だね。

 

 

夏休みの中心といえば、本日8月13日から15日の旧盆だろう。東京もんにとってお盆は7月だが、僕の育った街の商店が夏休みを取るのは今と変わらず旧盆だった。しかし、電器店を営む我が家は旧盆中は店を開けていた。ここまでせっかく堪えていたのに、夏休みに入ってとうとう暑さを我慢できない方が、毎年必ず扇風機やクーラーを買いに飛び込んでくる。それと当時は、家電は故障するのがあたり前だったから、家族が集う夏休みこそ親父は修理に飛び回っていた。一家に一台しかないテレビが故障しようものなら、そのまま一家団欒が台無しになる時代だ。そんな忙しい旧盆時期を超えて、20日過ぎにやっと北村テレビ商会は夏休みとなり、家族旅行に出かける。閑散として秋風が吹く海水浴で震えた記憶も、今となっては懐かしい想い出だ。

 

 

夏といえばなんといっても『男はつらいよ』で、夏封切り作品を無性に観たくなる発作が起こる。梅雨が明けた頃から8月の中旬までが旬の時期となる。寅さんは、旬を逃すと価値が半減してしまうのは、日本を代表する作品がゆえだ。拓郎さんの『夏休み』と一緒で、作品にキチンと旬があるのはありがたい。

 

 

吉田聡 スローニンもう1つ、とっておきの夏が旬作品が吉田聡氏のマンガ『スローニン』だ。昭和40年男にとってはこの作品どころか、吉田さん作品も馴染みが薄いかもしれないが、あたたかな人間模様を描く人でオススメする。江口洋介さんの映画初主演作品となった『湘南瀑走族』の原作者といえばピンと来るだろうか。『湘南瀑走族(原作)』と同様、海のある街に吹く爽やかな潮風を感じさせながら繰り広げられるドタバタ劇が『スローニン』だ。大学受験に失敗した浪人生と、ケガによってラグビーという夢を失った浪人2人が、10代の終わりの揺れる心模様を吐き出す。この作品は季節を夏に限定すると、僕にとってベストワンマンガに輝く。総合でいくと『あしたのジョー』だが…。毎年、旧盆前には必ず1度読むことにしている、スイカのような存在なのだ。読むというより感じるといった方が的確で、全四巻のページを一気にめくる。寅さんと同様、旬を過ぎてしまうと価値がガタッと下がる。

 

 

夏生まれの僕にとっては、49回目の夏だ。想い出づくりに時間は割けそうにないが、仕事の合間に垣間見える夏を満喫しながら楽しんでいる。今日の外出仕事も、電車に乗れば2駅近いところを歩いて行き、ギンギラ太陽と暑さを体にぶち込んでやった。それだけで気分がグッとよくなるのは、夏の効果効能だな。ただし副作用には要注意だが。

 

 

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