大編集後記その九。ビルボードチャートで新連載!!

神戸のクライアント訪問から鳥取でのイベント仕事を終えて、ついさっき東京に帰って来た。そして今週末も東海~関西、翌週は東北、さらにその翌週は関西と、4週連続で怒濤のスケジュールとなっている。気張らねば。

昨日発売したvol.19は見ていただけたかな? 休日を使ってビールなんか呑みながら熟読していただけてたらうれしいなあ。まだ発売2日目だ。今日も大編集後記を続けさせていただく。

 今号は、3本の新連載が始まっているのに注目いただきたい。そのひとつ『Time slip! billboard』は、個人的にも大変うれしい新連載である。今の時代では考えられないことだが、僕らが中学生の頃は洋楽情報は乏しかった。そのなかにあって、アメリカのトップ100チャートであるbillboardランキングは、本場のリアルな情報として注目していたタメ年たちは多いことだろう。チャート上位の曲がラジオから流れてくるのを録音しては、自分の洋楽の知識を深めていったのだ。やがて、高校に入るとミュージックビデオがヒットに重要な存在となり、それらが日本でも紹介される機会が増えていった。『ベストヒットUSA』開始の興奮は、タメ年の洋楽ファンなら共通の想い出だろう。それまで動いた姿を見たことのない憧れのミュージシャンたちが、カッチョいい姿を画面一杯に見せるビデオにクギ付けになったものだ。そんな激変の時代のなかでもビルボードチャートは重要な意味を持ち、洋楽ファンにとって最も信頼のおける情報だった。


この新連載は、僕らの想い出に強く残る日のランキングについて解説するというもの。記念すべき連載スタートは、1981年の11月21日のチャートを紹介した。まだ読んでいない方が多いだろうから中身には触れないが、思っていたとおり涙ぐむほど懐かしく、またどの曲もしっかりと記憶に残っていることからも、当時いかに自分たちが洋楽ジャンキーだったがわかる。

読んでいない方は高校1年生の冬を思い出して、1位を考えてみてほしい。MTV時代の到来を、まさにめいっぱい利用した映像が展開された一曲だ。曲もリズミカルですばらしく、ものすごくセクシーな映像は、僕ら昭和40年男の股間を直撃したものだった。ピンと来た方は、僕と同じくかなり重度の洋楽ジャンキーですな。本連載企画に関してはちょっとおもしろい展開を予定している。今後も乞うご期待だ!!

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