ホーム > プロデューサーのつぶやき > 大編集後記。キカイダーな表紙づくり(3)

大編集後記。キカイダーな表紙づくり(3)

2010 年 6 月 19 日 プロデューサー コメント

いやいや、長文になってしまった。
お付き合いいただけいている皆さん、ありがとう。
長々と前提を語らせてもらったうえで、今回の作業過程をドーンと公開しましょう。

 

デザイナーから一発目の表紙案が送られてきたときは、まず俺自身がビックリした。
夏だから青という単純な発想が元かもしれない。
ここでの瞬間的な俺の心の言葉は。
「あーあ、わかってないな。白地だよ、うちは」

 

???

 

さあさ、これほど多くの時間を使って、しかも情熱的に語ってきた俺でさえ、
現場ではこんな勘違いをするのですよ。
もっとも憎むべき言葉の固まりだ、この台詞は。
「うちは…」なんて固めてしまうことをもっとも嫌っているはずなのに、
しかもデザイナーなりに考えて考えたうえでトライしたものに、
瞬間的に自分のベクトルと外れたというだけでわかってないなと
切り捨てようとしたこと。
はー、私バカです、愚かです。
約5分かかってそんなことに気づき、じっくりと見返すことにした。

 

“アリ”かもしれない。

 

そんな想いに変わったのはやはり5分ほど眺めてからだろうか。
副編の小笠原を呼ぶ。
「いいかあ、いくぞー」と思わせぶりにかまえ、パッと見せた。
やはり瞬間的には大いなる違和感を感じたことだろう。
だが、俺なんかよりよっぽど回転がいい。
約数秒で「ありかも知れないですね」と来た。
もちろんこのままという意味ではなく、ベクトルとしてだ。
こうした破壊もありなのではないかと。
「ふっ、さすがだ副編」と心がつぶやき、うれしくなった。
ヤツは自分に言い聞かせるように「売れないでカッコいいとかはいいっすから」とつぶやいた。

 

なぜキカイダーへと進化していくのだろう?
それには思わせぶりにもう1日引っ張るダメダメな俺である。
明日へとつづく。

 

俺を悩ませ、だが、新たな勝負へと誘ってくれた貴重な第1案だ。このブログを見ている人しか触れられないお宝ビジュアルである(笑)

  1. コメントを募集しています。