ミュージシャン尻取り (!?) が、終わらない。

まずはお知らせから。月曜日恒例の『浅草秘密基地』なんですが、明日と来週は祝日のため店休なので開催しません。ホントはこういう時こそ来られる方もいるだろうから、今年はどこかの祭日を使ってスペシャルオープンを画策している。浅草寺のお参りからスタートして下町巡りしながら呑んだくれるというものにしたく、現在企画を進めています。なにかリクエストがあったらお寄せください。

先日、編集部の者から不意に究極の質問を投げられた。「誰がナンバー1の存在なんですか?」と。音楽の話になって、ビートルズの話から転がっての展開だった。会社への帰り道で、返答に困りながらも幸いなことにうまいタイミングで会社に到着したのでたち切れにできたのだった。もしも呑み屋でこの質問を受けたらどんなことになっちまうんだ。いいかい、全国の女の子たちはよく覚えておくんだ。危険なオイラにこんな質問したら3日3晩寝かせないぜ、フフフ。

MOJO HANDいやあ、困った。この質問が頭の中をグルグルしているじゃないの。無理だろうとわかっていながら、ランキングしたくなるのは『ザ・ベストテン』世代だからか。その場では「ストーンズが平均的にずっと好きだね」なんて、会社のトビラの真ん前だからコイツで逃げたが、どうも腑に落ちん。対抗馬を探そうとすると、濃~いブルースの連中にまず意識がいってしまう。事実、我が家の壁で一番いい場所にオブジェとして居座っているのは、ライトニン・ホプキンスによる、この『MOJO HAND』という中毒性の高いレコードだ。かといって一番かと言われると、まるで違うジャンルとなるリッキー・リー・ジョーンズのジャケットが隣で微笑んでいるかのように、タバコに火リッキーリージョーンズ 浪漫をつけているじゃないの。リッキー…、となると、女性シンガー最高峰のジャニス・ジョプリンが黙っちゃいない。えっ、そんな飛び道具出していいのなら、ジミ・ヘンドリックスなんじゃないのか。神の領域に一番近いところにいるだろう。ちょっ、ちょっと待て、だったらオーティス・レディングの歌はどうするんだ。ギターがジミだったら、歌はオーティスだろう。そりゃそーだ。だけど、そのオーティスがカバーした『サティスファクション』はカッコよかったけど、やっぱりキースとミックこそが『サティスファクション』なんじゃないかなんてことになり、ありゃ、ストーンズ戻りだよ。

ザ・バンドならばと、我が家の壁の特等席を陣取るライトニンのジャケットの逆隣にいるのは? これでしょうと『ミュージック・フロム・ビック・ピンク』で、ザ・バンドを僕は愛しているんだななんて考えていると、一緒にやっていたボブ・ディランという偉大な男の名が浮かんでくる。とてつもない影響を受けた男は、ジョン・レノンと同一人物だとまことしやかに言われた頃があり、となるとその男にポール・マッカートニーという天才と、リンゴ、ジョージまでもがプラスされたビートルズが帝王ってことになるかとなるとオチはつかない。ビートルズといえば、永遠にその対向馬はストーンズだって、あれれ巡る巡る。この、素晴らしきロック尻取りに終わりはなく、ただ、ストーンズは自分のなかで平均的に好きだなとはとっさに出た言葉どおり、このバカバカしい尻取りに何度も出てくるのだ。

でもね、結局この答えは出ないよ。老後の楽しみに取っておきながらも、呑み屋ではいい肴になるだろうな。次の日は間違いなく二日酔いだろうが。

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