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上野の『ユニーク』が、ファッションの原点!?

2013 年 4 月 27 日 プロデューサー コメント

浅草秘密基地昨日は味覚と着るものの好みの変化について書いたが、写真右にいるアホ面にとってこのスタイルが一番のお気に入りなことは、もう30年以上変わっていない。高2くらいのころから、この格好がステージ衣装となることがあった。当時、かすかに流行った黒のチョッキ(キース・リチャーズの真似だったりもする)を合わせるバリエーションを楽しんだり、ともかくタイトなブルージーンズと綿の白シャツの組み合わせが基本にあり、人生でもっとも多くの時間を過ごしているスタイルだ。派手な色を求めるようになった今も、綿の白シャツは必ずラインナップさせている。お気に入りはリーズナブルな無印良品のもので、ダメになっては購入して通年で愛用している。

普段はまったく気にしないものの、ライブではちゃんとしたものを着ようとの想いはあったのだ。だが、金は少しでも楽器に回したいから、コストパフォーマンス重視の選択を強いられた。そこでよく世話になったのが、上野の激安アパレルショップ『ユニーク』である。荒川区の田舎者の僕は、渋谷や原宿でなんか買い物できず、せいぜい歩いて見てるだけだった。ところが、上野ではデカイ面をして買えた。そのなかにあって『ユニーク』はまるで今のユニクロのごとく、安くヤングカジュアルを買えたのだ。ここで、激安の綿の白シャツを手に入れて、穴をあけたり破いてみたりといろいろな試行錯誤を繰り返した。黒のベストもここで手に入れたものであり、ペラッペラの薄い生地でできたカーキ色のコートなど、高校時代のライブはずいぶんとここに世話になった。綿の白シャツは普段着としても快適であり、そのまますっかり定着してしまったのである。

ローカルネタで恐縮だが、ダウンタウンの昭和40年男で『ユニーク』の世話になっていた者は大勢いるのではないだろうか? 上野駅のしのばず口を出て右手の、聚落と映画館の間あたりにあっただだっ広い店だ。ここではおもにシャツなどの上着を買い、アメ横でジーンズを買うのだ。貧乏ミュージシャンだったくせに、ジーンズだけはリーバイスの505でないとダメだった。十年ほど前のサイズチェンジが起こるまで貫いたが、変わってしまってからは自分好みのタイトなモノが無くなってしまい、エドウィンの505zzに変えてずっと同じモデルを履き続けている。だがこれも、最近モデルチェンジをしたようでもしかしたらまた変えなければならないかもしれない。そんなマイナーチェッンジはありながらも、30年以上続けたこのスタイルをいつまでお気に入りでいるのか。派手好きになりつつある自分と、変わらない自分とのせめぎ合いとなるのか。できれば共存を目指したいものだ。

ちなみに、似たショップ名の『ユニクロ』の世話にならないのは、あまりにも似たショップ名であり世話になり続けた『ユニーク』への忠誠心なのかもしれないな、チャンチャン。

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