印刷用紙の値上げが、重くのしかかる!!

製紙メーカー大手5社による値上げが発表され、報道によると15~20%の値上げとなるそうだ。需要減や原燃料の高騰などが理由とされているが、大手メーカーの一斉値上げにはもちろん納得がいかない。印刷業会がどのように踏ん張るかにかかっているが、どうやら止められないようだ。もっともらしい理由で仕方ないといえばそれまでだが、メーカーサイドの企業努力を感じさせてもらえないのは、いつも大手が一斉にやるから。そしてパターンとしては、印刷業会が一定期間抗議をしたりいろんな手を尽くすのだが、やがて申し訳なさそうに「ここまで努力してきたんですがもう限界です」と言ってくる。

来年の消費税問題でさんざん悩んでいるというのに、それを前にしてコイツはますます悩みが膨らんだことになる。おそらく1冊あたり10円は値上げになるだろう。これを飲み込み、さらに来年春の消費税を飲み込むと、ずいぶんと減益になってしまう。だが心配なのは値上げで販売が落ち込んでしまうことで、だから大いに悩むのである。

雑誌ってヤツは、言うまでもなく必需品でないから購入をやめることはカンタンだ。ましてや、昭和40年男たちの財布は決してラクなものじゃない。僕自身も、欲しいモノの取捨選択を繰り返した末にやっとレジに運ぶ。ましてや、よく比較対象とする吉野屋の牛丼は並盛りが280円に下がった。巷のランチだって材料費や燃料費の高騰をのみ込んで踏ん張っているから、現在の680円という定価でさえ相対的に値上げされているような状況である。ひとまずまだ紙の在庫があるから次号は680円でいけるが、その次には難しい選択を強いられることになる。悩ましい日々を過ごすことになる。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

2件のコメント

  1. あれだけパンパンに詰まったハート鷲掴みの内容で、たった2ヶ月に一回の出費でしょ。
    ヤザワ、千円でも買いますよ。
    それが40年男の心意気じゃないの。

コメントは受け付けていません。