【S40News!】ルービックキューブ、初のモデルチェンジ。

ルービックキューブ

メガハウスは、あのルービックキューブを1980年の発売以来初めてモデルチェンジし、『ルービックキューブver2.0』として発売した。

『ルービックキューブ』と聞くだけで、昭和40年男ならば赤、白、青、オレンジ、黄、緑の6色が完全にそろったキューブにしようと悪戦苦闘した時間を思い出すことだろう。同商品はハンガリーの建築学者だったルービック教授が考案し、1977年にハンガリーで発売、その後アメリカのメーカーが世界に向けて売り出した。日本でも昭和40年男が15歳となる1980年に発売、8ヶ月で400万個以上を売り上げて攻略本も次々発刊されるなど一大ブームを巻き起こした。1981年に6面すべてをそろえる時間を争った大会が日本でも催され、当時の高校生が2分37秒の記録で優勝したニュースも話題を集めた。

ルービックキューブ

その後、世界中で3億個が販売されたルービックキューブだが、発売から33年にして初めてモデルチェンジを飾ったというわけだ。変わった点は3つ。一つ目は色がステッカーではなく、パーツ自体に色がつけられたことだ。6面完成させようと躍起になるうちにステッカーがはがれたという記憶が昭和40年男にもあるかもしれない。2つ目は内部構造で、よりスムーズに回すことができ、またパーツがゆるくなっても外れにくくなっているという。

日本で発売されていたルービックキューブの6面の配色とは異なり、世界基準の配色パターンが採用されている。見た目にはその変化はわかりづらいかもしれないが、33年ぶりの“進化”は壊れにくさを意識しており、いかに人々が熱中するかを物語っているようだ。

知的な遊びとも云える『ルービックキューブ』に、久しぶりにトライするのも楽しそう。添えられている6面完成攻略書にはこのパズルの謎が論理的に説明されていて、どうして当時、完成させることができなかったのかを改めて知るのもいいかもしれない。『ルービックキューブver2.0』は、サイズ57×57×57(mm)で、価格は2,070円。また、1辺が2×2個のキューブもあり、こちらもモデルチェンジし、かつて一面57mmだったのが、新バージョンでは46mmとかなり小さくなっている。価格は1,260円。

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