エマニエル夫人とアグネス・ラムちゃん。

本誌との連動企画「懐かしの3番勝負」にはご応募いただけただろうか。今回の対決テーマは “イイ女” としたところなかなかの得票となっていて、接戦が展開されている。キューティーハニー vs 峰不二子薬師丸ひろ子さん vs 原田知世さん の対決について、それぞれの私見を述べてきた。今日はその最終戦である、昭和40年男たちにとって究極のエロ対決について語ろう。

僕ら昭和40年男にとって、エロへの入り口となった一つが『エマニエル夫人』であることは間違いないだろう。なぜあんなにきれいな人が、胸を出して堂々と椅子に座っているのか。思考回路は完全に停止し、ただただ興奮を覚えた。もちろんリアルタイムで映画を観たタメ年男はいないだろう。だが当時の僕らにとっては、ポスターで十分な威力だったのだ。
 

エマニエル夫人

僕らの幼少時代は、映画が娯楽の主役の一つだった。荒川区にも日暮里金美館なる映画館があり『日本沈没』や『ゴジラ』なんかを観に連れて行ったもらった。そんな純粋なる原風景を超越した想い出がある。日暮里金美館はエロ作品に積極的で、そのポスターから刺激をもらったことだ。ただし、どこそこに貼ってあるわけじゃなかったから、そうそう目にすることはなかった。貼ってあることに気付いても、当然ながら人の往来が激しいところだから、子供が注視するのは至難だった。だがこのエマニエル夫人のポスターは歓喜させられる場所に張り出された。なんと、普段通っている銭湯に堂々と掲示されたのだ。これは僕らにとってすばらしい場所だった。注視はできなくとも、脱衣場というロケーションは滞在時間が比較的長くあり、チラ見するのは容易であった。このときばかりは、家に風呂のない貧乏暮らしであることを、神に感謝したのだった。

一方ラムちゃんは、この衝撃の後にお茶の間に登場したと記憶している。エロというよりは健康的なハワイアンガールと受け止めたのは、フランスのご夫人のせいだったかもしれない。それにいくら胸が大きくても水着をつけているんだもの (笑) 。でっかさの衝撃はあったが、それ以上にカワイイ瞳につかまった僕だった。

さて、皆さんの1票はどちら? 今すぐ投票して欲しい。
 

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2件のコメント

  1. 伝説の金美館・・・ホントにあったんですね(笑)

    • 知らないのか?
      それでは台東区民を名乗れんぞ!!

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