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『第61回 勝田全国マラソン』レポート

2013 年 1 月 28 日 プロデューサー コメント

平成25年、1月27日、10時30分。スタートの号砲とともに僕は『勝田全国マラソン』のコースを走り始めた。ウソ、走り出すまでにはおよそ3分かかった。東京マラソン効果で本格的なブームとなり、この大会も年々参加者が増えていてとんでもない数になっている。

僕が初めてフルマラソンにトライしたのは、26歳のときだった。以来、この大会への参加を続けるようにしている。不健康の極みのような生活を送っている僕が、もしも21年前に出場して完走の感動を味わっていなかったら、おそらく人生は大きく変わっていただろう。体型を維持したいと思うのは、年に1度のこのイベントで苦しみたくないからであり、体重は常に意識している(やや太り気味だが)。常日頃から走り込んでいるわけじゃないが、体力への意識が常にあるから隙を見つけて体に負荷をかけている。そんな日常を過ごすのはこの日のおかげで、なかったら病気の1つ2つは患っていただろうほど、不摂生には自信がある(!?)。

去年は足を痛めてしまい前日に不参加を決めて、『昭和40年男』でエントリーしてくれた面々と毎年一緒にエントリーしている連中への謝罪と応援のためだけにこの会場にいた。何万人ものランナーが笑顔でいるなかで、ひとりぼっちの仲間はずれな気がするほど惨めな気分だった。それは大会が始まってさらに深まった。さっきまで喧噪に溢れかえっていた広い会場は、ひっそりと息をひそめたかのような静けさに変わり、しばらくするとゴールの感動に包まれながらまた賑やかな会場へと戻る。1人ひとりの感動のなかで、ひとりぼっち感が増しながら翌年の復帰を誓ったのだった。

と、長い前置きとなってしまった。昨日は天気予報がうまく外れてくれ、風が弱く気温も上がりいいコンディションだった。いつもどおり初めの10㎞を抑えめに行くと、1時間6分の超スローペースに。いくらなんでも遅過ぎだと、少しあげて次の10㎞は1時間をやや超えるところまでペースアップした。次の10㎞も踏ん張って、ここでは僅かながら1時間を切った。さあ、ラストで全部出し切るぞとギアを上げる。「マラソンは35㎞が折り返し」との名ゼリフがあるほど、まさにここは勝負所だ。ギアを上げる…って、上がらねーっ!! どうした俺、がんばれ。気持ちは前に行っているものの、体がまったくついてこない。調子は悪くなかったが練習不足がそのまま出てしまった。「マラソンにまぐれはない。練習量のみ」との名ゼリフもある。だが、去年の悔しさから気持ちだけは前へと向かっていて、懸命に堪えた。ここでは1時間を僅かに超えて、ラストの2.195㎞につないだものの地獄となった。このコースはスタートから4時間が過ぎると交通規制が解かれる。するってえと、信号が赤になると止まらなければならず、これが限界をすでに超えている体と気持ちにはこたえる。足を止めてしまうとリスタートがなかなか切れないから、信号待ちは足をバタバタさせて粘った。だが結局この区間で2回信号につかまり15分もかかってしまい、ゴールタイムの4時間22分は満足のいくものではなかった。

 

 

勝田マラソン

だが、去年走れなかった悔しさを完全に払拭できたことと、なにも残っちゃいないくらいの限界に会えて、これには大満足である。全身がきしんでいるのに、顔だけは緩みっぱなしのままに帰路についたのだった。晩酌をしながら完走証を眺めてはニヤニヤとする、まるで変態のようなこの気持ちはマラソン経験者だったらわかってくれるだろう。

 

 

勝田マラソン 集合

さて、チーム『昭和40年男』たちの成績を記しておこう。この写真はスタート直前に集合して慌ただしいなかで撮影したもので、みんなやる気に満ち満ちているじゃないか。まずは、今年チームに加わってくれた鷹嶋智樹さん(写真右/顔に影がかかってしまってゴメンナサイ)は、自己ベストペースですっ飛ばしていたものの、30㎞を超えて右足のけいれんが始まり左足にもその影響が出てしまい、それでも4時間5分にまとめた。おめでとう!! 来年は自己ベストを目指すとのこと。

 

 

続いて去年もチームに参加してくれた軍地操さん(右から2人目)は、魔物が棲んでいる35㎞あたりで足が動かなくなりペースダウン。それでも前回より7分縮めての3時間34分はすばらしいっ!! パチパチ。

 

 

もう1人も去年からのチーム員、菅谷茂さん(左から2人目)は足をつってしまい、2度も電柱を押して延ばしたロスがあるにもかかわらず、3時間39分で自己ベスト更新となったそうだ。おめでとう!! というわけで、チーム『昭和40年男』は、全員完走となったのである。それにしてもみんなすばらしいタイムで、僕ももう少し上を目指してがんばらねば。

来年もこの『勝田全国マラソン』を舞台にして、チーム『昭和40年男』は挑戦を続けるから、読者の皆さんの参加を待ってるぞ。50歳になる前に、この競技を自分のものにしておくことは自信を持って言う。人生にすばらしい経験と自信をプラスできる。まずは15分の笑っちゃうくらいのジョキングから始めれば、来年はあなたの胸に大きな感動があるはずだ。立てっ!!

 

 

 

 

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