ホーム > プロデューサーのつぶやき > 紅白歌合戦と箱根駅伝。

紅白歌合戦と箱根駅伝。

2013 年 1 月 5 日 プロデューサー コメント

みなさんは数あるお正月番組をどのように視聴したのだろうか? 三が日ともに呑みっ放しの僕はなんとなく流れているものの、しっかりと観るのはタイトルどおり紅白歌合戦箱根駅伝である。視聴率の速報によると紅白の平均視聴率は40%を超えて前年を上回り、番組関係者はなんとか胸をなで下ろしただろうか。箱根駅伝は相変わらずのマンモスぶりで、昼間としては驚異的な平均視聴率30%近い数字をたたき出した。紅白はここ10年で5ポイント以上下げているが、箱根はほとんど変わらずの安定ぶりである。

僕は双方の高視聴率を毎年支えている1人だ(笑)。紅白に関しては完全にチャンネルロックで、聴いたことのない若手にも付き合うことにしている。これが幼少の頃からの紅白の正しい見方だった。当時は演歌を聴くのは暮れだけで、その最高峰がレコード大賞と紅白だった。とくに紅白に多くの演歌歌手が送り込まれているのを不思議に思った幼いころ、なぜこんな売れていない歌が選ばれるのかと親にたずねたことがある。紅白歌合戦は歌の総合力で選出されるから、その年に売れなくてもいい。歌がうまいことも相当に重要で、その年を象徴するように売れたこととの双方によって選出されるみたいな説明で、なるほどと納得させられた。これはきっと親父の想像の域だろうが。今は若者になんとか見てもらうために腐心する姿がありありと見える。まあ、視聴率が下がり続けている番組の立ち位置としては仕方ないことだ。だが、音楽CDの販売が手を付けられないほどの低調であることはご周知のとおりであり、結果、話題性のあるミュージシャンたちの評価が上がっている。

今年は新聞の曲順表を使って、紅白一組ごとに決着を付けるカタチで採点をしてみた。後半5組は酔いのせいで採点ができなくなっていたが、そこまでの対戦では白組の勝利という結果だった。お越しいただいたお客さんと一緒にああだこうだといいながら決着させていく作業は思いのほか楽しく、また1つ紅白に寄り添った年となった。

天城越え 石川さゆり風雪ながれ旅 北島三郎残念だったのはトリの勝負だ。伝統ある紅白歌合戦にあの対決では僕としては納得できないものだった。いきものがかりにはまだ荷が重かったのか、精彩を欠いた。スマップとの対決をトリ前に置いてやったら、もっとよかったのではないか。その後に見たカウントダウンTVでのいきものがかりは紅白より断然楽しい内容だった。スマップに関してはもう3年連続トリを務める大御所様だから多くを語る気はないが、やはり紅白のトリにふさわしいと思ったことはない。昭和40年男だから仕方ないかな。その前、久しぶりに実現した『天城越え』vs『風雪ながれ旅』が僕にとっての大トリだったのはいうでもない。お客さんともども大興奮の我が家だったが、僕の判定では今年は石川さゆりさんが勝利だった。お二方とも日本の宝だ。そこに近づく域だと感じさせるのが天童よしみさんと氷川きよしさんの2人で、去年もすばらしい歌唱で涙が出た。

箱根も、酔っぱらいながらもしっかりとかじり付いた。東洋大の柏原くんがいないことでつまらなくなるかなとはまったくの杞憂で、むしろおもしろいレースになったように思う。数々のドラマに感動しながら、親戚中で語らういい正月を過ごした。「正月番組は紅白と駅伝くらいで、あとはどれも同じようなものだ」と、大人たちはいつも言っていたが、そんなセリフが似合う自分になって久しい。ウチの息子や、現代の若者たちもいつかはそうなるのだろうか? とくに努力が必要な紅白は、音楽そのものの質も加え難しい局面にいる。音楽に関わるすべての人間たちのがんばりが、未来の視聴者を作っていくのだろう。今年も音楽業界とは密につき合いながら、少しでも手助けがしたい。

 

     

  1. avatar
    ADAKEN
    2013年 1月 5日 14:44 | #1

    石川さゆりはかんざしのキラークイーンがツボだったと思います。

  2. avatar
    turf
    2013年 1月 6日 21:33 | #2

    サブちゃん、歌ってました?口パクに見えたのですが…。