【S40News!】ノート感覚の手書きメモツール『電子ノート 』。

シャープ 電子ノート WG-N10

シャープ 電子ノート WG-N10
9種類のノートフォームを内蔵する
シャープ 電子ノート WG-N10
メモは好みの分類をしたノートとして管理。ノートは最大100冊まで増やせる
シャープ 電子ノート WG-N10
内蔵フォームの他、新たなノートフォームのDLも可能

シャープは、液晶画面に付属の専用ペンでメモを書き込む、手書きに特化したアイテム『電子ノート』を2013年1月18日より発売する。

スマホやタブレットの普及が進む現在でも、手書きのメモ帳やスケジュール帳を愛用する人は多い。かくいう副編・小も、スケジュールなどはデジタルで管理しているものの、取材中のメモなどは完全に手書きだ。相手の話すスピードに合わせてメモしていこうと思ったら、携帯のキーボタンやソフトキーボードではとても追いつかないし、相手とのコミュニケーションを重視しているので、画面に目を落とすことはしたくないからだ。手書きなら相手の顔を見ながらノールックでメモ弾幕が可能。もちろん、思いついたその場ですぐスピーディに書きこめるという点でも、まだまだ手書きにもメリットが多いだろう。

だが、メモが多くなるとかさばるし、必要なメモを探しだしたり、整理するのが面倒だったりする。また、PCやモバイル機器の操作に慣れていると、間違えたときなど、つい戻るボタンとか押したくなる場面もある。もちろん、んなものがあるわけもないが。最近は『ショットノート』など、手書きメモを画像化して扱うアイテムも登場しているが、撮影環境やスマホの撮影性能によってはとても見ずらかったり、内容によっては四隅のマークが気になることもある。

そんなところに目をつけ「手書きの良さ」と「デジタルの便利さ」を融合した電子ツールがこの『電子ノート』といえそうだ。専用カバーに収まった幅約111mm×奥行約155mmという、流行りのミニタブレットほどのボディにタッチパネルに対応した6インチ、600×800ドット、モノクロ16階調のメモリ液晶を搭載。バックライトのない反射型液晶でバッテリー消費を抑えている。ここに付属のペンを使って細かい文字でも滑らかに書きこむことができるという。スイッチオンですぐに起動、書き込めるので、イライラすることもない。

最大1,000ページ分のデータを持ち運ぶことができ、1回の充電で約30日間使用可能(1日に記入40分、表示80分、合計2時間使用の場合)なので、充電に煩わされることもなさそう。見たいページを簡単に検索して表示できる「日付検索」「分類検索」機能も搭載されているので、すぐに必要なメモを呼び出せるのも便利そうだ。また、メモの画像データは目的に応じて9種類のフォーマットを選ぶことができ、付属のmicroUSBケーブルを使ってパソコンに送ることもできるので、印刷やメールへの添付も可能だ。

ユニークなのは、文字認識機能や、キーボードからの文字入力などといった機能を搭載せず、手書き入力のみと割り切っている点だ。同様のメモ製品として、テキスト入力にこだわったキングジムの『ポメラ』があるが、これの手書き版といった位置づけか。また、ライバルとしては同じくキングジムの『ブギーボード』もあるが、大量にメモを取る人なら保存や整理のしやすさで『電子ノート』が便利かもしれない。ただし、割り切った機能の割に価格は1.5万円前後とややお高めなのが気になるところ。一度手にとってみたい製品だ。

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