【S40News!】ダメな大人が主役の映画『青二才』。

青二才48歳の男を中心にダメな大人たちを描いた映画『青二才』が2013年1月5日より東京・ポレポレ東中野、2月9日からは大阪・シネ・ヌーヴォXにて公開される。

なんといっても昭和40年男と同世代が主人公だから、タメ年としては大いに気になる作品だ。本誌では昭和40年1月~昭和41年3月までをタメ年と規定しているので、現在48歳の人もいるはずだ。

家族を捨てて不倫相手の女と暮らす48歳の男・有三が主人公だ。ポスティングのバイトをしながら、暇さえあればひたすらギターを弾いているダメ男だ。一方、不倫相手は誰の子ともわからない子を妊娠したまま、街で見知らぬ男に拾われどこかへ行ってしまう。静かな街で繰り広げられるダメな大人たちの物語なのである。

“青春”と“H”をテーマに、これまで作家性の強い作品を多数送り出してきた青春Hシリーズの第26弾にあたる本作。監督はピンク映画界出身で、『花つみ』『ちゃんこ』『ジャイブ 海風に吹かれて』などを手がけたサトウトシキ、脚本は今回でサトウとタッグを組んで3作目となる竹浪春花。主人公の有三には、サトウ作品の常連俳優・伊藤 猛、その不倫相手役は『UNDERWATER LOVE おんなの河童』の正木佐和が演じる。

ダメ男の哀愁を感じさせてくれそうな、しみじみと切なそうな、そんな作品。タメ年の物語として観ると、また違った感慨があるかもしれない。

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