ダブル選挙を目の前に我想う。

まだ少々早いが、師走の気分がグーンと深まってきたのは急な冷え込みのせいだけでなく、今週に入って忘年会のお誘いがやたらと増えたのが大きい。仕事も今年の仕上げ段階に入ってきた。週末には今年最後の主催バイクイベントの仕事となる。それが終ると仕事できるのはもう残り6週しかなくその中に本誌の〆切があるのだ。手帳はもう書き込めないほどになっていて、手帳会社さんにお願いしたいのは、12月と3月の枠を大きめにとった変則スケジュール帳の開発だ(笑)。って、デジタル管理にしろって話かな。

バイクイベントの翌週から、本誌のイベントが2週続けてやはり週末にある(来て頂戴!!)から、今週から3連チャンとなるのはクライマックスらしくてよろしい。『浅草秘密基地』も残り5回しかなく、なんだかいろんなことががカウントダウン状態となってきているのだ。皆さんも同じようなものですよね。お互い体調に気をつけて突っ走りましょう。

そんな中に総選挙が割り込んできたのはビックリ仰天である。どうやって精査すりゃいいんだとつい愚痴ってしまうのは情けないが、よりによってこの時期かと泣けてくる。しかも、東京都民にとっては極めて重要な都知事選も重なってしまうのだ。長年務めた石原さんの後がまを選出する重要な選挙と、ダブルとはこんなにシンドイ選挙は投票権をもって初めてのことだ。平成24年は、ある意味どこまでも盛り上げておいて、すべてを来年に託して幕を閉じるといった様相になってきた。いうまでもなく日本に限ったことじゃない。中国は変革を求められ、アメリカは崖っぷちであり両大国だけでなく、世界中がミシミシと音を立てながら暮れていき、激動の中で新しい年を迎えることになる。そしてその年に僕らは年男となるのだ。人生で4回目の年男をこんな状況下で迎えるのは、もうこうなったら天が僕らを求めているのだと腹をくくろう。僕らは僕らの責務を強く心の真ん中に置き、若干ガタが出始めた体ながら突っ張ろうじゃないか。

年男に引っ掛けて僕は大いに盛り上がろうとしているが、もちろん限ったことでなく、1人ひとりの意識だ。目の前にあるものに対して懸命になることが容易かつ効果絶大だと、能天気だとバカにされようが僕はそう主張する。最新号の冒頭ページでも書いたことだが、遊びだってどうせだったら本気でやった方がいい。動かないでじっとしている連中が多いのは、景気には絶対によろしくない。内需に頼って好景気になんて昔の話だと、達観したようなしたり顔でブツプツ言ってるよりは、大笑いしながら少しでも動いた方がいい。たった数十人のイベントだって僕は全力でやる。『浅草秘密基地』なんか10名超えれば盛況なんて規模だけど、3000人規模のイベントと力の入れ方を変えることはしてない。表現方法は異なるものの、楽しく過ごしていただくのに規模による力加減なんか絶対にないはずだと動く。なんか暑苦しくなっちまったけど、懸命になることこそは好転への最大の策であり、そこにネガティブなんか一切ない。

皆さんの中でだって同じこと。もし明日の金曜日に部下を連れて呑むのだったら、グチャグチャ世の中に愚痴るよりは、ゲラゲラ笑いながら大風呂敷を広げて懸命のがんばりを誓い合う方がいいに決まっている。どうせ時間と金を使うのだったら、精一杯の元気で過ごした方が明日に繋がるってもんだ。そんな心の筋力をつけて、もうあとわずかでやってくる平成25年を、少しでもいい方へと好転させる昭和40年男でいたいものである。

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2件のコメント

  1. 過去を振り返ってみると、
    巳年はわりと日本に大きな変化が起こってますね。
    前回は小泉政権の誕生、その前は昭和から平成へ元号が変る、
    その前は・・・・・・・・・?
    ピンクレディー旋風?
    スーパーカー・ブーム?
    ちとわかりません。

    また来年の巳年にも何か大きな変化が起こるのでしょうか?
    いい意味での変化なら大歓迎ですね。

    それと今の日本、我々世代の発想がものすごく必要だと思います。

    • 来年は日本にとっても世界にとっても正念場となるでしょうね。年男らしく暴れましょう。

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