【タメ年たちの大活躍!】足掛け4年。映画『のぼうの城』が公開。

(C)2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ

昭和40年生まれの映画監督・樋口真嗣が、犬童監督と共同監督を務めた映画『のぼうの城』が全国公開となった。

同作は、武蔵の国、忍城(おしじょう)の城代・成田長親(写真・野村萬斎)が、天下統 一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500の兵で圧倒的な戦いを見せた史実を描いた作品だ。野村萬斎をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮 寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心とともに、昭和40年男・樋口真嗣が監督を務めている。

樋口は『週アス PLUS』の連載コラムで自身の手がけた同作について、こんなことを綴っている。

『映画『のぼうの城』は単なる時代劇・歴史ものとして括れない、スケール感と登場人物の彫り込みの深さが魅力の超大作です! 長所も短所も併せ持つ魅力的な 登場人物たちが織りなすドラマがうねりを作り出し、次第に大きくなり、押し寄せる歴史の抗い難い大波を打ち砕いていくのです。ああっ! 自分で作った映画を褒めるのは本当に難しいね。あ。いやいや、褒めづらい内容とかそう意味じゃなくて。自分の作ったモノに対して客観的視点から 褒めてるなんて言っても、説得力ないから難しいって事です。冷静に自分の立場を弁えているこの私がそれだけ面白いと言っているのだから、想像がつきますよ ね?』

同作は、城への水攻めシーンが東日本大震災の津波を連想させるとして、公開を1年以上延期していた。そしてこの度、水攻めシーンのうち、人が流れにのみ込まれる数十秒間を監督の提案でカットし、エンドロールで流す現在の行田市の風景には、満開の桜の映像を加えたのだそう。製作から4年を経て、公開された同作。樋口の渾身の作を観に劇場に足を運びたい。

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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