『昭和40年男』満3歳。

昨日同様、今日も騒がせていただこう。本日10月29日は『昭和40年男』の3歳の誕生日である。ここ近年は、自分の誕生日を祝うどころかだんだんと恐怖になってくるのに、こっちの誕生日は本当にうれしい。これまでの苦労と喜びが一緒くたになって胸に迫ってくるようで、朝からテンションが高い。お祝いするかのように東京の空は真っ青で高く広がってくれ、暦も大安吉日ときたもんだ。今日のランチはご褒美として、久しぶりのもりそば&カレーライスで腹一杯にしたのだった。夜も〆切の缶詰から一瞬だけ抜け出して、『浅草秘密基地』にパースデイケーキを持って向かうのだ。

毎日ここになにかを書き綴り始めたのは、創刊の直前からだから3年間以上になる。とくに強いメッセージを出したいわけでなく、こんなヤツが作っているのだと、読者さんとの距離を縮めることを大きな目的としている。たった1日うっかりしたのをのぞいて、毎日の習慣になったのは自分にとって大きなと進歩でありながら、相変わらずの駄文で進歩のなさに頭が痛い。

定期創刊に乗り出した2010年3月発売号で告知して以来、こっちも継続して続けているのが『浅草秘密基地』で、同じくこんなヤツが作っているのだというのを、酒の席で感じ取ってもらおうというなんとも強烈な夜だ。創刊以来3年間変わらずに標榜しているのが、緩やかなタメ年同士のつながりを作っていきたいとの願いで、そのもっとも手っ取り早いのが一緒に呑もうということで始めたのも大きい。まったく見ず知らずでありながら『昭和40年男』を中心に繋がっていく。共感のなかから、雑誌のテーマでもある「明日への元気と夢」を提供し合えたらと粘り強く続けているのだ。

毎週月曜日というバッドコンディションで開催しているせいか、何十人もが駆けつけることはないが、僕含め編集部員とお客さんでのバカ話に毎週華が咲いている。早い時間にさっと帰ってしまう方もいれば、11時近くに現れる者までいて、なんだかんだとのべで10人を超える来客となる日が増えた。ダラダラとくだらないことや、ときに真剣な話題で時間を共有している。先週初めて来てくれた方は、最初1人で呑み始めてやがて輪の中に入ってきた照れ屋さんだった。「店の前から何度も覗いて、やっと入ったんです」と人見知りな方のようだったが、終盤にはすっかりと打ち解け、呑み仲間になってまた来ると言い残して帰路についた。フッフッフ、目的達成だ。

こちらは2010年の4月に開始して、すでに2年半も続けてきた歴史(!?)のなかで、2回だけお休みをいただいた。震災直後の週明けで、様々な不安が払拭されていなかったことで1回と、どうしても〆切作業にケリがつかず、無念の休止が1度だけあるのみで、なんとか毎週続けている(ただし、来週はマスターのメンテナンスということで店休となるから中止なので要注意)。ついに『大阪ミナミ秘密基地』という支店までが開店する運びとなったのはうれしい。

4年目に入った今日、僕は変わらず人と人とのつながりを大切にしていくことを宣言する。『昭和40年男』が目指す世界を、より強く作り上げていきたい。

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