【S40News!】タミヤが「Honda NSR500 ’84」をプラモデル化。

※画像は試作品です。実際の製品とは異なる箇所があります。

タミヤは、組立式プラモデル「1/12オートバイシリーズ」の新製品として『Honda NSR500 ’84』を12月22日(土)に発売する。

NSR500といえば、1984年のロードレース世界選手権にホンダが投入したワークスレーサー。“ファスト・フレディ”ことフレディ・スペンサーのライディングで活躍したことで広く知られている。燃料タンクをエンジン下にマウントし、エグゾーストをエンジン上に通すという、特徴的な車体レイアウトを採用して話題を呼んだマシンだ。車体下部に燃料タンクを置くことによって重心を下げ、また燃料の減少による操縦性の変化を抑えようという意欲的な構造は、ホンダのチャレンジスピリットを具現化した異色のマシンとしてファンの記憶に残っている。まさに当時を代表するモデルである。

84年型NSR500(実車)
フレディ・スペンサーとNSR500(84年)

この初代NSR500のイタリアGPで優勝した前期型を、1/12スケールのプラモデル化した本製品は、最大の見所であるアルミフレームに搭載したV型4気筒エンジンの上にチャンバー、下に燃料タンクを配置するという通常とは上下逆転のレイアウトを確かめながら組み立てることができる。

複雑な形状のチャンバーや燃料タンクなど、特徴的な車体構造が忠実に再現されており、燃料、アクセル、クラッチ、ブレーキなどのワイヤリングにはビニールパイプ、前後タイヤにはゴム製パーツを採用し、各部の質感を表現している。

また、カウルやチャンバーカバー、シートカウルは極小ビスでの取り付けのため、完成後も脱着が可能。いろいろな展示方法を楽しめるというわけだ。リヤサスペンションには金属スプリングを使用するなど、その他のパーツへのこだわりも見受けられる。

全長は166mm、スタンドとカウルの塗り分け用のマスキングシールが付属しており、価格は4,200円となっている。さらに12月8日にはタミヤ プラモデルファクトリー 新橋店にて、本製品に関するトークショーが開催される。ゲストには元ホンダワークスライダーで、この84年型NSR500のライディング経験も持つ宮城 光氏が登場し、実車解説などを行なうという。これはプラモファンはもちろんのこと、バイクファンも楽しめるトークショーになりそうだ。こちらはUSTREAMのタミヤ公式チャンネル「タミヤライブ」でのライブ配信も実施されるそうなので、是非視聴してみたい。

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