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大編集後記その九。冒頭のご挨拶。

2012 年 9 月 12 日 プロデューサー コメント

これまで15回も数えた発刊だが、毎度変わらずの期待と不安で小さな胸が張り裂けそうになる。いつもと違うのは、周囲のワサワサしている感じが大きくて、これは独立創刊にともなった部数増によるものだろう。いろんなところからメールをいただき、様々なところで声が上がっているのをなんとも不思議な気分で眺めている。先ほど編集部員によって報告した通り、アマゾンランキングの1位に昇りつめたり、コンビニの棚に並んでいるのを目撃したときに感じる違和感(!?)は、自分たちが懸命に作った本なのに自分のことに置き換えられないでいる。まるでどこかで起こっている騒ぎのように見えてしまうのだ。もっともっと高いところを目指しているくせに、なんとも情けない僕だ。

気を取り直して、本誌の編集後記では書ききれない、僕の制作現場奮闘記なんぞを綴らせてもらおう。今回の号が独立創刊になるとの知らせを受けて、ならばとプチリニューアルを敢行したページがある。冒頭で僕からの言葉を放り投げさせていただいている『今、この本を手にしているあなたへ』のページデザインをいじったのだ。

 

 

このページは創刊以来続けている。売り場でこの雑誌と偶然に出会って、どれどれと立ち読を始めた方々へのご挨拶を目的に作っている、今回で15回目のメッセージとなった。いつも買っていたただいてる読者諸氏には耳にタコになっているかもしれないが、常に初めて手に取ってくれる読者さんがいなければ発行部数が伸びていかないのは当然のことだ。初めて手に取ってくれた方はこれまた当然のことながらそのままレジに持っていってくれることなどほぼ皆無で、ほとんどが疑心暗鬼でまずはペラッと開くのが行動パターンでしょう。そこで僕よりこの雑誌の主旨を伝えたら、きっと親近感を持っていただけるのではないかと思っている。もう少し短い文章でピリッと効かせたいところが、センス足りずにこうなってしまうのは毎度反省するところだ。

サラッと書いているようで、実はアーだコーだといくつも書いて、最後まで書き直してここにいたっていることは恥ずかしいが事実で、言いたいことがありすぎる僕の整理術の悪さにいつも頭を抱える。そんなページだが信念としているのは、つくり手が近づいていきたいということだ。680円もの大金を払ってくださる皆さんに、編集長たる者がどんなことを考えてこの本を届けているのかを知ってもらうことで、全体の感じ方が身近になるのではないかなと。「そんなんなくてもわかるような本にせいっ!!」との貴重なお説教をもらったこともあるが、主旨をご理解いただた上で大金を払っていただいた方がいい。むしろ「冒頭からこんな説教くせえ雑誌はいらねえぜ」との方は購入することがないだろうから、第一段階でのマッチング調整となればよいではないかとも思っている。とまあ、いろいろ語ったが、冒頭の大切なページを使う責任につぶされそうになって、夢に出てくることもある。

これまで購入していただいたことがある方なら、プチリニューアルを加えたことに気付いていただけるだろうか? 見比べないと無理かもしれないが、デザイナーとすったもんだしながらの、実は手のかかったリニューアルだったりするのだ。

 

 

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