キューティハニーとマジンガーZ。

次号の特集は『俺たちが影響を受けた男たち』として、8人の男を取り上げる。これまで予告で、甲斐よしひろさんといかりや長介さんを取り上げたところまではバラしたが、あと6人は誰かいなと気になっていることだろう。フッフッフ、小出しにさせてもらうおうと1人ずつ発表してきているところだ。3人目にご紹介するのは永井豪さんだ。

彼によってエッチなことに目覚めた昭和40年男は多い。土曜日の8時半から始まり、後半に「ハニーフラッシュ」となるまで釘付けとなった『キューティハニー』は、ドリフとの対決に完全勝利した。僕らの心と股間を奪った。いや、小学生低学年だったから、まだ股間に何かを感じることのできないお子ちゃまだったから、なんとなく未知との遭遇的な見方で興奮していたのかもしれない。それは『ドロロンえん魔くん』の雪子姫にも感じたことで、永井さんは昭和40年男をエロの世界へと誘ってくれたのだった。

一方で、『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』などのメカものに僕らは燃えた。『マジンガーZ』のパイルダーオンの興奮たら忘れられない。超合金を買ってもらえなかった僕は、小遣いでプラモを買ってきて丁寧に組み立てて完成させた。大満足も束の間「パイルダーオン!!」させたらまだ接着剤が渇いていなくてくっついてしまい、悔しい思いをした。慌てん坊のドジだったのだ。それとゲッターロボの合体には興奮したね。次元大介やキース・リチャーズなどナンバー2のクールな存在が好きな僕は、ゲッターロボも例外でなく、犬神隼人と彼が操るゲッター2のファンだった。これらも小学生の頃にアニメから届けられ強烈な影響を受けた。ハニーフラッシュとは別の意味で興奮したものだ。

そして永井さんで僕がもっとも影響を受けたのがデビルマンで、これはアニメでなく漫画の方である。とはいえリアルタイムでなく、アニメで知ったずいぶん後に友人からすげえぞと紹介してもらい、ぶっ飛んだ作品だ。ラストシーンは漫画の傑作シーンベストテンどころか、5本指に入るだろうな。もし読んでいないタメ年諸氏がいたら絶対のオススメですぞ。アニメとはまったく異なる世界観を持っていて、永井さんも別の作品と言っているそうだ。

漫画の影響って昭和40年男にとって大きいですな。そのなかで今回は永井さんにした意図は、エロとメカのカッコよさ、そして壮大な愛を送り込んでくれたから。どれもが僕らにとって原風景とも言えるほどの強さを持っていて、影響力は大きい。懐かしのパイルダーオンの画像とともに、楽しんでもらいたいページだ。乞うご期待。

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2件のコメント

  1. 「デビルマン」、なぜか現在入手できるものは「新デビルマン」を無理矢理入れ込んで構成がおかしくなっているバージョンばかりなんですよね。
    なぜオリジナルバージョンで復刻しないんでしょうか。

    • えーっ、そうなんですか!! これは声を大にして世論を作り復刻させたいところですな。でもそのおかしくなっているヤツもちょっと興味ありです。〆切すぎたら買ってみようかなあ!?

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