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エアチェック大作戦!の裏側。

2012 年 7 月 11 日 編集部員 コメント

SANYOのMR-V8。頭出し機構のAMSSが装備されている。「エアチェック大作戦!」の没メインカットだ

SONY『SOLID STATE 11』は特集トビラの没カット。実にカッコイイなぁ。昭和40年男と同じ1965年製。

SONY『SOLID STATE TR-8060』。1973年製らしい。これも特集トビラ没カットだ。

SONY『ICF-5350』は1974年製。これはトビラに使われたのと同じモデルの別カット。これもカッコイイ。スカイセンサーシリーズと同時に販売されていたよう。深夜放送向けかスリープタイマーを装備!

みんなお世話になりました。TDKのADです。

本来は会議の録音用に開発されたマイクロカセットだが、ポータブル用途にオーディオ用も各種販売された。なんとメタルテープまで存在したらしい。左はSONY『UCX-S』

そして、これが噂のマイクロカセットのメタルテープ『TDK MA』。なんと未開封の貴重な品である。

 

本日、発売になった『昭和40年男』8月号。みなさん、もう入手されただろうか。家に持って帰ってゆっくり読もうという方、待ちきれずに会社で読んじゃったという方もいるかも? まだという方はぜひ帰り道に買って帰ってほしい。

 

さて、再三ご紹介しているとおり、今回の特集テーマは「ラジオ」なのだが、その記事の一つとして“エアチェック”を取り上げている。ここでは、この記事の裏話を、取材のなかで撮影した各種没カットとともに少し紹介したい。

 

今回、特集「ラジオ」のなかで“エアチェック”をどのように取り上げるか、大いに悩んだ。昭和40年男にとって、ラジオといえばエアチェックを外すわけにはいかない。しかしながら、エアチェックと一言で言っても、ラジカセの進化、FM番組へのシフト、ウォークマンの普及、メタルポジションなどカセットテープの多様化、FM情報誌の隆盛、システムコンポーネントへの憧れ…などなど、非常にたくさんの要素がある。これらをいかにしてまとめこんで行くべきか。

 

とにかく、当時の事情に詳しい誰かに話を聞く必要がある。そこでつてをたどってインタビューを依頼したのが、最も人気のあったFM情報誌『FMステーション』の元編集長・恩蔵 茂(おんぞうしげる)氏であった。Fステの黄金時代を作り上げた方であり、その当時のことは著書『FM雑誌と僕らの80年代―『FMステーション』青春記』にもまとめられている。これ以上の適任者はないと言えた。

 

当初は、この恩蔵氏へのインタビューを軸に、幼少時から高校生くらいまで、つまりシステムコンポーネントを入手する前まであたりの、エアチェック原体験を時系列的にまとめていけば、多くの昭和40年男たちにとって納得のページになるのではないか。そうして当編集部が誇る鬼才・足立に相談したところ、力強く「やりましょう」と言ってくれた。

 

こうしてインタビューも無事に済み、記事の骨子は固まったのだが、当時のラジカセについての知識などは曖昧かつうろ覚えなうえ、エアチェックらしい具材(この場合、写真のことですね)に乏しい。そこでさらに協力してくださったのが『ラジオ・ラジカセミニ博物館』というサイトを運営している『ビデオ工房トパーズ』さんである。こちらは本業が映像撮影やダビング・編集なのであるが、趣味であるラジカセ・オーディオ関連のコレクションが実にすごい。70年代から80年代の、懐かしいラジオ・ラジカセのコレクションを多数展示している私設の博物館として、知る人ぞ知る場所なのである。

※ちなみに博物館を名乗ってはいるものの常設展示はされていないそうなので、興味のある方はサイトから連絡をとってみてください。また、販売はされてないので欲しくなっても買えませんので要注意。

 

早速、足立と共に『ビデオ工房トパーズ』に足を運び、運営しているNさんに当時のラジカセの進化や機能などについて、実物を前に教えてもらいながら、撮影させていただいた。いやはや懐かしいのなんの。さまざまな機種の音も聞かせていただき、当時のラジカセがいかに高性能だったかを思い知ったりもしたのであった。

 

こうした取材の結果、でき上がったのが「エアチェック大作戦!」である。合計12ページに及ぶ壮大なページとなった。協力してくださった恩蔵茂氏、ならびに『ビデオ工房トパーズ』のN氏には心から感謝申し上げる。また、この足立入魂の本企画がみなさんにどのように受け止められたか非常に興味のある所。よろしければぜひご感想などお聞かせいただければ幸いだ。


一世を風靡したおしゃれなテレコのWカセットモデル SANYO『MR-WU4 MKII』

セパレートスピーカーを搭載したNational『RX C50』。

 

 

 

◆副編集長:小笠原
最近、iPadを購入。そのあまりの便利さに自宅では肌身離さず持ち歩き、妻から不評を買っている。

 

 

    

カテゴリー: 編集部員のぼやき
  1. avatar
    B太
    2012年 7月 11日 21:12 | #1

    折角、朝一で買ったのに、まだ4ページしか読んでません。
    オレの今日は、誰が返してくれるんだっつーの(^_^)
    まあ、それは変臭長様だって知ってますけどね
    (=´∀`)人(´∀`=)

  2. その後読み進めていただけましたか? ちなみに最初に読んだ4ページが気になるなあ。

    avatar
    プロデューサー
  3. 2014年 11月 18日 23:19 | #2

    こんな記事があったなんて!
    雑誌を知ったのは昨年のウォークマンだったので・・・

    ところでマイクロカセットのメタルテープですが、ラジカセやウォークマンタイプでの録音はそれなりの音質なのですが、マイクロカセットのカセットデッキでメタルテープで録音すると、これが摩訶不思議で以外と聴ける音になります。

    歳をとれば高域が聞こえなくなりますから、マイクロカセットでもさほど解りにくくなってきます(苦笑)
    ただ、デッキのコンデンサーなどの劣化が激しくノイズも発生するようになってきました。
    このままいつまで使えるのかが最大問題です。

  4. 現在でもマイクロカセットを現役選手として使っているのですね。すごい! カセット好きの間ではその入手が問題になりますが、大量に買い置きしていたり、アジア諸国ではまだまだ流通しているようなので、そういった製品を入手される方もいるようです。マイクロカセットもそんな感じなのでしょうか。

    avatar
    編集部員
  5. 2014年 11月 22日 01:07 | #3

    わざわざ返信をありがとう御座います。
    さすがに最近はほとんど使わなくなり、初代と同じ形で黒いメタル対応のカセットウォークマン(WM-3)主体です。
    駆動ベルトも自分で切り抜く技も覚えましたので、今後の交換ベルト製造中止でも問題なくなりましたが、電子回路のみは50歳近いと「老眼」という問題もあってコンデンサ交換チャレンジは見送っています。

    機械ものはたまに動かしてやらないと、グリスなどやギア、駆動ベルトのゴムなどが固まってしまい、ちゃんと駆動出来ない事があります。

    オッサンだからこそ、昭和時代の「勿体ない」精神で長く使い続ける事が嬉しくなったりしています。
    電車の中などでおもむろにA面からB面へカセットを入れ変える時の周りの反応が面白いです(笑)
    同じ世代くらいは「おっ!」という表情ですね。

    もし、次にカセットを取り上げる際には「初代ウォークマンでのメンテナンス講座」があると面白そうなのですが、問題は興味を持ってくれそうな層がどれくらいいるかなんですよね(^^;

    そう言えば、放送業界ではもう少しでテープレスの時代になりそうです。
    メーカー自体が放送用VTRの製造を止めてしまいます。
    唯一、LTOというフォーマットのデータ記録テープメディアのみが残るようです。
    放送用ビデオ機器、オーディオ機器の特集も今のうちかも知れないですよ。

    急に寒くなり、熱燗と鍋の旨い季節になりましたね〜
    これだから冬が好きです(笑)
    締め切りや取材など大変だと思いますが、風邪には気をつけて下さい。
    またアナログ機械の特集を楽しみにしております。