大編集後記その弐。中島みゆきさんにラブコール。

昨日から、発売カウントダウン企画(!?)として、大編集後記をお届けしている。昨日書いたように『昭和40年男』が『ラジオ』をテーマに特集を組むのなら、ど真ん中ストレートコンテンツは紛れもなく鶴光さんだろう。いわば「えーい、ひかえひかえーっ、ひかえおろー。この紋所が目に入らぬかーっ!! こちらにおわす方をどなたと心得る。恐れ多くも土曜日4時間、昭和40年男の股間を刺激し続けた、笑福亭の鶴光公にあらせられるぞ!!」な、まさに印籠的存在だ。だが僕は『売れるなら、毎号印籠、出しましょう』との自らの教訓を破り、核の1つではあるものの、表紙に登場するような象徴的な存在にするのは止めた。それはやはり、以前同じ内容で特集をやっているからで、僕のさじは、鶴光さんを強烈に打ち出しながらも核は別にある方にかげんするように動いた。

核となるコンテンツは何にしようと悩む日々が続いた。まず浮上したのは、中島みゆきさんだ。だがインタビューで引っ張り出すのはまず無理だとの話を先輩から聞き、同じヤマハつながりでなんとかならないかと普段世話になっているヤマハ発動機の方に骨を折ってもらった。だがやはり、らちは開かずに断念した。

もうひとつ、この段階で常に頭を悩ませているのは表紙だ。特集の方向性をピリッとさせ、なおかつ昭和40年男たちにが頷けるもの。それはなにも特集内のメインコンテンツでなくても、象徴的なものならよい。以前僕はウォークマンを使って表紙の勝負に出たことがある。あのときのようにハードで攻める手もいいなと考えたのだが、よくよく考えるとラジオはハードとしてスゴく弱くて、誰もがほしかった機種なんか無い。うーむ、時間は過ぎていく。

そして数日後ひらめいたのが『FMステーション』の表紙だった。そーだっ、あのイラストを使えばいい。なんというグッドアイデアと探ってみたが、今やとんでもない大御所でまず難しいだろうと、思いたった翌日には断念させられた。表紙とメインコンテンツが決まらないまま、周辺の作業が進んでいくという、イライラ悶々とする日々を乗り越えて、ついに僕は見つけたのだー。つづく。

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2件のコメント

  1. 表紙、中々じらしますね(笑)。  今月号も発売日に買います。
    ウチの昭和40年男連中にも 「おい、今度はラジオだってよ!」 と宣伝しておきます。
    ラジオの深夜放送といえば、小林克也の「ポップタウンエクスプレス」が好きでした。とにかく、小林克也の声と英語がカッコ良かった!それに、かなり”お茶らけて”ましたよね。正にポップ!超おやじギャグ(ダジャレ)が笑えました。その日の曜日を英語で言う例のヤツ。木曜は何ともヤラしくて印象に残ってる(*^^*)。。後に「ベストヒットUSA」でTV進出してきた際には、最初は想像以上の年齢だったのでビックリしたけど、80年代、MCハマーが流行る前まで・・・の洋楽天国時代(←個人的感覚)を満喫させてもらいました。
    それから、「ザ・モーターウイークリー」という放送もウチの地方で放送されていて毎週聴いてました。何度か葉書も読んでもらえました。視聴者参加型の番組は、デジタル放送時代のTVより何故かラジオの方がしっくりきますね。

    • ありがとうございます。いやあ、じらしているわけじゃないんですよ。フッフッフ。

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