【S40News!】トヨタ車体が1人乗り超小型EV「コムス」を発売。

トヨタ車体は、1人乗りの超小型電気自動車『コムス』を発売した。

『コムス』は、「ちょっとお出かけ街までスイスイ(Chotto Odekake Machimade Suisui)」をコンセプトに、使い勝手が良く、かわいらしく親しみやすいデザインの近距離移動に適したコミューターとして開発されたもの。確かに小さくて1台分の駐車スペースに2台おけるコンパクトサイズとなっている。

法規上は第1種原動機付自転車(四輪)となる本モデルは、家庭用100Vのコンセントから6時間でフル充電できる充電式バッテリーで0.59KWのモーター1個を作動し、ディファレンシャルギアを介して後輪を駆動するシンプルな電気自動車。運転には普通自動車免許が必要で、法定速度は60km、最大積載量は30kgとなる。

気になる航続距離は1充電当たり約50km。最高時速は60kmで、定格出力は法規上の0.59KW を維持しながらも、最高出力と最大トルクを高め、独自開発のインバーターの採用により、力強く滑らかな加速感を実現しているという。制動時に減速エネルギーの一部を回収する回生ブレーキも搭載している。

『コムス』は以前からある50ccエンジン搭載四輪車の電気版となる。交通の流れに乗れるだけの加速力がなければ、なかなか普及は難しいと思うが、日本の交通事情にどの程度フィットするか、気になるところだ。メーカー希望小売価格は66万8,000円より。経済産業省の補助金制度を利用することによって1台あたり最大7万円(*)の補助金を受けることができるため、実質負担額59万8,000円からとなる。

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