蕎麦屋のカレーに驚愕の添え物。

わんばんこ!! ラジオ特集で組んでいるせいか、このブログも深夜放送っぽくお送りしたい気分で盛り上がっている。〆切りハイも重なっていて、すまない、暴走を許したまえ。それでは今夜の1曲目はRCサクセションの『雨上がりの夜空に』で、梅雨空をぶっ飛ばしていこう。OKチャボっ!! 

いやあ、今日も蒸し暑かった東京でしたが、皆さんの街はいかがでしたか? 全国ネットでお送りしている『昭和40年男』のターボ北村です。では早速、はがきを紹介しよう。東京都港区勤務の北村さんから、おっ同姓だね。
「最近会社の近くに渋い蕎麦屋を見つけました。昭和の香りがバッチリの店内でテーブルやイスはいい具合にやれていて、おばちゃんもおっちゃんもいい味出しているし、今年47歳になる僕にはしっくりきたので誘われるように入店しました」
うんうん、そうだね。最近いい蕎麦屋がめっきり減って、チェーン展開の立ち蕎麦店ばかりが増えたよ。たまに新しい店がオープンすると、なにを勘違いしたのかジャズを流して照明を落としていたりする。蕎麦の輝きがわからないって~の。
「カツ丼ともりのセットを頼んでみました。しょっぱいカツ丼がこれまた昭和で、生まれ育った荒川区を思い出す懐かしい味でした」
くーっ、王道だね。蕎麦屋の楽しみはなんたってカツ丼セットだよ。しょっぱくていいんだ。わかってるねえ、さすが同姓だよキ・タ・ム・ラッ。
「今日は再び出かけて、カレーセットを頼みました」
そうそう、蕎麦屋のカレーったらなんであんなにうまいのかねえ。ズバリ、キングオブ、ラ~イスかレー。
「待つこと数分、テーブルに届いたのは期待どおりの真っ赤な福神漬けが乗った、うまそうなまっ黄色のカレーでした。そしておばちゃんが一緒にテーブルに置いたのが…」
ハーイ、置いたのが~? なんだろうねえ? 気になるねえ。
「ウスターソースだったのです」
ウヒャッヒャヒャヒャ!! サイコーだよその蕎麦屋はキ・タ・ム・ラッ。今度そっと場所を教えてくれよ。いいかい、もう金輪際その蕎麦屋の話をしちゃダメだ。こんなスゲエ話を聞いたら客が殺到するからだよ、頼むぜブラザー!! よーし、こんなご機嫌なはがきでのリクエストはショーケンの『自由に歩いて愛して』だ。

と、少々遊ばせてもらったが、今日のランチの紛れもない事実で、僕自身最高にハッピーな気分になった。今どきカレーにウスターソースを持ってきてくれる店があったとは。思い出す、我が家にとってカレーは土曜日昼のごちそうだった。半どんで学校を終えてハラペコで家に駆け込んだときに、あの香りが漂っていたときの幸福感たら。そう、俺たちみんなキレンジャーだった。電気屋を営んでいた我が家だから、親父はたいがい家でメシを食う。親父は決まってウスターソースをかける(たまに醤油のときもあった)。子供はそんなことをしたらしかられるから、親父だけの特権だった。そんな日を思い出しながら僕は今日、たっぷりのソースをカレーにかけて食べたのだった。うめーっ。昭和マジックじゃー。明日金曜日はカレーの日だから、みなさんもたまにはソースをたっぷりかけて楽しみましょう。

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