福井県グルメ。

福井県高浜町で本日開催した海岸清掃イベント『ラブ・ジ・アース ミーティング』は、晴天に恵まれ大成功のまま終了した。600人もの参加者が汗を流して集めたゴミの山は想像を超える量で、地域の方々も喜んでくださった。高浜町の方々は、我々を暖かく迎え入れてくれたうえ、たくさんの人員をスタッフとしてを送り込んでくれ、おかげで事故もなくスムースな運営ができた。僕は4時間にわたりしゃべり続け、今爽やかな疲労感と達成感を味わっているところだ。

イベントでの出張ではあったが、隙を逃さず福井グルメを味わったので綴ってみよう。短い滞在時間でたくさんのものを狙うよりはと、ターゲットにしたのは越前そばだ。何軒もの店をのぞいてみると、大概の店でメニュー筆頭におろしそばなるメニューがある。江戸っ子にとってまず「?」なのは、かけやもりと同価格なことだ。江戸でおろしそばといえば、かけ・もりより100円~150円高い高級メニューであるが、福井ではそうでない。なんだかささやかな幸せを感じる。

2軒のそばやさんをハシゴをしておろしそばをいただいた。やや甘めの出汁におろしがたっぷり入ったぶっかけスタイルと、おろしがたっぷりと入った同じく甘めの出汁がそばちょこに入っていて、ここでは店員さんがつけてもかけてもいいですよとのことで、僕はつけていただいた。どちらもそばにはかつおの削り節がのり、出汁の中に青ねぎがたくさん入っていた。これでかけと同額は大サービスに感じる。さっぱりといただいて、大喰らいの僕はもう何軒かのハシゴが可能だったが、仕上げは名物のソースカツ丼を食べに出かけた。カラッと揚がった薄めのカツにたっぷりのソースが染み込ませてあってご飯にドーンと2枚のって750円。たっぷりのマヨネーズがかかるマヨラーカツ丼なるメニュー800円も大書されていたが、これはおっさんやめておこうとスタンダードをいただいた。甘みの強いウスターソースといった感じで、絶妙なうまさだ。おろしそば同様、あまり馴染みがなくありがたく完食したのだった。

この前夜に居酒屋でいただいた魚料理の数々もすばらしかった。中でもやはりサバだ。福井県は江戸の頃より京へサバを献上していたサバの産地で、鯖江なんて土地もある。食べ方もぬかで漬けたへしこと呼ばれる伝統料理が愛されているほどだ。僕はしめさばをいただいたが、あまり目にしないほどのビックサイズの真サバでほとんどしめた感じはせず、上品な脂ののったすばらしいサバだった。はあーっ、サバ深し。

短い時間だったが福井グルメを堪能して大満足で、あらめて思うのは地の味は旅を魅力的にすることだ。今回ですっかり大好きな土地の1つに加わり、次は仕事でなくじっくりと観光したい。ありがとう、福井。

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