【タメ年たちの大活躍!】漫画家・池田邦彦の新刊が発売。

『シャーロッキアン! 3巻』(池田邦彦/双葉社)

昭和40年生まれの漫画家・池田邦彦が好評連載中の漫画『シャーロッキアン!』の第3巻が発売した。

池田は書店勤務などを経て1997年にイラストレーター&ライターとして独立し、現在はイラストレーションや商品企画、雑誌や単行本記事などの制作を行なう『STUDIO S’PIKE』を主宰。 独立以来、およそ10年の間、主に鉄道関連の雑誌記事や単行本、イラストレーションなどの制作に携わっている。

池田がこれまで手がけた漫画には『カレチ』(週刊モーニングで不定期連載中)、『RAIL GIRL〜三河の花』(第54回ちばてつや賞大賞受賞)などがあり、その他の著書には『バスがよくわかる本』(イカロス出版)、『列車紳士録』(ネコパブリッシング)、『はじめてのNゲージ』(イカロス出版)、『鉄道史の分岐点』(イカロス出版)などがある。鉄ちゃんなら一度は池田の名前を目にしたことがあるのではないだろうか。

『カレチ』(池田邦彦/講談社)乗客のために一生懸命になり過ぎる長距離列車車掌・荻野の成長を、昭和の鉄道旅行のノスタルジーたっぷりに描き出す

そして今回単行本が発売される『シャーロッキアン!』は『漫画アクション』(双葉社)に連載中の作品で、“シャーロッキアン”とはシャーロック・ホームズ物語の熱烈な信奉者を指す言葉。主人公の女子大生と大学教授のコンビが、ベーカー街のホームズ&ワトスンよろしく、ホームズ物語のうんちくを武器に周囲の人々が抱えるさまざまな問題や悩みを解決していく読み切りシリーズだ。絵は少々泥臭く、“いまどき”な感じではないのだが、ストーリーとよく合っている。原作の『シャーロック・ホームズ』に加え、関連する研究書や解説書で定説となっていることがストーリーの下敷きとなっているので、少年の頃シャーロック・ホームズが好きだった人にはとくに楽しめる漫画ではないだろうか。興味のある人はぜひ読んでみてほしい。

■池田主宰『STUDIO S7PIKE INSIDE』

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で