【S40News!】世界初のモノクロ専用デジタルカメラ「ライカM モノクローム」。

ライカは、世界初となる35mmフルサイズセンサーを搭載したモノクロ撮影専用デジタルカメラ『ライカMモノクローム』を8月に発売する。モノクロに特化することにより、写真の芸術性を探求する製品だという。

一般ユーザーとしてはモノクロ専用の使い道に疑問が湧くところだが、モノクロ写真は芸術や報道写真でよく使われる撮影分野の一つ。ライカMシステムのプロダクト・マネージャーであるJeskovonOeynhausen氏によれば、「写真の世界では、空前のモノクロ写真ブームが起きています。印象的で魅力的な表現方法として、若い世代の写真愛好家の間でも注目を集めています。ライカのユーザーからモノクロ写真の作品を見せていただくことも多く、その人気のほどがうかがえます。今回発表するライカMモノクロームは、モノクロに特化して写真の芸術性を探求する世界初のデジタルカメラであり、デジタル写真の世界でもユニークな存在です。モノクロ撮影用に開発された撮像素子により、圧倒的なまでに美しい描写を満喫していただけます」とのこと。

『ライカMモノクローム』は、新開発のモノクロ撮影専用撮像素子を搭載し、高画質なモノクロ写真を撮影できるのが最大の特徴。撮像素子は有効1,800万画素で、色を認識する撮像素子よりもはるかにシャープな描写で“正真正銘の”モノクロ写真を撮影することができるという。

これまでのMカメラと同様、ファインダーと距離計を用いたマニュアルフォーカスや絞り優先AEモードを使って創造力を自由に発揮した作画など、Mカメラの特徴を活かした撮影が可能。また、ボディがコンパクトでシャッター音も静かなので、目立たず控えめに撮影できる。シャッターチャージのタイミングを選択することもできるほか、シャッターレリーズボタンを軽く押すだけでシャッターが切れるように設定できるので、ブレが気になるスローシャッターでの撮影に便利だ。

外観は、Mカメラならではのクラシックなデザインに、トップカバーにはマットなブラッククローム仕上げを施し、落ち着いた印象。外装にはホールド性を考慮したソフトなレザーが使われ、フルグレイン牛革を使用したキャリングストラップが付属する。実勢価格は90万円前後の予定。

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1件のコメント

  1. モノクロ専用には驚いた。
    誰を対象に作ったのか不思議だったが、価格が90万円と聞いて納得。

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