【S40News!】『ジャンボーグA』がDVD化。

東映ビデオは、円谷特撮ヒーローシリーズDVDの第2弾として『ジャンボーグA』を 5月21日(月) より順次リリース開始する。

『ジャンボーグA』は、円谷プロ創立10周年記念作品として1973年にテレビ放映され、ロボットアニメ的なテイストを実写特撮に大胆に組み込んで話題を呼んだ作品。セスナや車が宇宙サイボーグに変身して戦うという斬新なヒーローとして知られる。

主人公は、小さな航空会社でパイロットを務める立花ナオキ。ある日、地球パトロール隊<PAT>の隊長を務めるナオキの兄・立花信也が地球侵略を企むグロース星人に挑み、殉職してしまう。ナオキは平和の使者であるエメラルド星人から、宇宙サイボーグ・ジャンボーグAの操縦を任され、地球の平和を守るためPAT 隊員たちと共に兄の仇・グロース星人と戦う…というストーリー。

兄の殉職という悲劇的な事件に幕を開け、ナオキの復讐劇を縦軸に進行しながら、家族愛、隊員との衝突、それを乗り越えた友情など、主人公を中心とした熱い人間ドラマが描かれる。そして、敵軍・グロース星人司令官の交代劇を節目に、新たな趣向を盛り込む形でストーリーが進行し、車からヒーローへ変身する2号ヒーロー・ジャンボーグ9が登場すると、空を守るジャンボーグA、地上を守るジャンボーグ9という2大ヒーローを軸に物語が描かれる。1971年に放送されたテレビシリーズ『ミラーマン』から巨大戦闘機・ジャンボフェニックスと、地球防衛隊<SGM>の隊員が登場するなど、作品の枠を超えた斬新な展開も特徴だ。

当初、学年誌の連載からスタートした本作だったが、“変身ブーム” の到来で需要が高まり、実写特撮番組化が行われた。『大魔神』や『銭形平次』を手がけた黒田義之、後に東映のスーパー戦隊シリーズを数多く演出する事になる東條昭平ら、名作を手掛けた監督たちの他、脚本には『ザ・ガードマン』や『マジンガーZ』の山浦弘靖、そして、ウルトラマンシリーズをはじめ数々の作品を世に送り出している田口成光ら豪華スタッフが参加している。また、音楽は『暴れん坊将軍』や『赤いシリーズ』、『ドラえもん』、『仮面ライダー』など、幅広い映像音楽を多数作曲しているヒットメーカー・菊池俊輔が担当。ブラスやストリングスが印象的な劇伴や、作品を盛り上げる主題歌は、昭和40年男世代もよく覚えているのではないだろうか。ちなみに、主題歌を歌うのは、あの「およげ! たいやきくん」で知られる歌手の子門真人 (当時・谷あきら名義) だ。

宇宙サイボーグを操る主人公と、仲間たちの熱血青春ドラマである『ジャンボーグA』。今回のDVD化にあたっては、封入特典として毎巻貴重なデザイン画を掲載した特撮ヒーローファイル (解説書) が付属し、本作のメインデザイナーを務めた、米谷佳晃氏が登場キャラクターの完成に至るまでを解説している。5月21日にはVOL.1とVOL.2を発売し、以降9月まで毎月21日に2巻ずつ発売 (全10巻) される予定だ (Vol.7&8のみ2012年8月10日(金) 発売) 。
 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

1件のコメント

  1. いや~、当時は変身モノが、わんさかごった返してましたね。
    『アイアンキング』や、『スペクトルマン』ってのも、ありましたね~。
    そうそう『スペクトルマン』と言えば、敵役に『ゴリ』と『ラー』って居ましたよね?
    幼心に、どう見てもオラウータン的な上司が『ゴリ』で、同じくゴリラそのものの部下が『ラー』
    といのが…どうしても腑に落ちませんでした。
    今思えば、単純に続けて『ゴリ』『ラー』だったのでしょうかね。。。
    にしても、桂木文は可愛かった。。。
    なんか、若い落語家と結婚して、すぐ離婚してませんでしたっけ?
    「チャンス!」
    って、思いませんでした?
    …ですよね~

コメントは受け付けていません。