一生モノの話。

昨日の『浅草秘密基地』で、我々にとっての一生モノの話題になった。この年齢になると考えるテーマでないだろうか? 僕にとってパッと浮かぶのはバイクとギターで、欲しいモノといえば必ず意識するアイテムだ。現在所有しているバイクはクォータークラスのオンボロオフロードバイクである。ピカピカのビックマシンを所有したいと思っているものの、価格もビッグで先立つものが大問題なのだ。それとせっかく買っても活躍させる余裕がない。今の僕には、年に2本も旅ができれば上出来だろうから、せっかくのバイクが走れないままになる。普段の街乗りができるかといえば、仕事との関係上難しい。さらに駐車場の確保が大問題となり立ちふさがる。僕が住んでいるマンションは、バイク駐車場が極端に少なくて、空き待ちの状態が続いている。やっと空きが出ても、抽選で約10倍近い競争率だ。現在所有しているバイクも、会社の駐車場に停めてあり、たまにエンジンをかけてやるといったかわいそうな状態だ。超えなければならない壁があまりにも多く立ちはだかり、ため息ばかりである。

ならばギターは、となる。アコースティックギターが欲しくなり、先日東京御茶の水でマーチンD35のビンテージを試奏して大いに気に入ったが、問題を見つけてしまった。僕の住まいで練習するには音がでかい。弾くチャンスは大概夜になるだろうから、近所迷惑このうえない。ならば普段、お店でやらせてもらっている弾き語りで使うかとなると、僕の声がでか過ぎてギターの音量とバランスが取れない。アンプにつなげばいいのだか、だったらエレキの方がいいかなと一生もののエレキギターでも買うかとなると、先日リペアしてもらったフェルナンデスのストラトキャスターが十分すぎる宝物で、僕にとってはこれ以上のものが存在しない。フェンダーのいいテレキャスターが欲しいのだが、現在バンドを組んでいないから、活躍させるシチュエーションが無いのだ。バイクと同じく、宝の持ち腐れになりかねない。

それ以外で欲しい一生モノというと? 昨日の宴で話題になったのは、釣り竿や時計、靴やオーダースーツ、家なんてのも上がった。さて皆さんはいかがでしょう。物欲旺盛な僕らだから、会話するだけでも楽しい。よくよく考えれば、時間と金に余裕のない僕らだから、そんな空想ショッピングに出かけるのが精一杯かもしれないな。ああ、憧れの一生モノ。

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