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今日は人生記念日。

2012 年 3 月 31 日 プロデューサー コメント

本日3月31日は、31年前に生まれて初めてライブを行った日だ。中学を卒業したてで、高校へ入学する狭間の日を選び、東京御茶の水の楽器店にある小さなホールを借りて行った。オープニングはジミ・ヘンドリックスの真似っこで、ギンギンに歪ませたストラトで『君が代』をやった。キャー、恥ずかしい。そんでそのままディープ・パープルの『ハイウエイスター』へとつないで客は大興奮…、のはずはなく、ヘタクソで耳障りな演奏が延々と続いたのだった。すべてをコピー曲でかためたライブだったのは、中学生バンドであったから許せるかな。

客には迷惑だっただろうが、演った本人たちは達成感に満ちていた。メンバー6人はベース担当の家でお茶しながらいろんなことを話した。そしてプロになろうとの提案に全員が乗ってしまったのである。ギャー、若さってすげーっ!! ならばやり遂げるまでここにいる6人は絶対にやめないとの誓いを立てようと、シーツに缶スプレーで日の丸をつくり、そこに署名したのである。ギャー、恥ずかしすぎる。まるでボーソー族みたいじゃん。血判は痛いからやめたのは、根性なしの面々である。この日から音楽に打ち込むための努力の日々が始まり、そのおかげで僕は雑誌をつくる仕事に繋がることができた。音楽も雑誌もつくる本質の部分は変わらないものだ。

少年たちの国旗に捧げた誓いなんざいい加減なもので、ドンドンメンバーが抜けていった。高校を出る頃にはオリジナルメンバーは半分の3人になっていて、替わりに2人のメンバーを迎え入れた。高校を卒業すると残った2人のオリジナルメンバーも抜けていき、がんばり続けたバンドは27歳のときについに解散してしまった。

誓いのままに人生がカタチづくれるなら誰も苦労なんかしない。だが、誓ったことに懸命になることは無駄ではなかった。しつこくしつこく続けた先に必ず実りはあるのだと言い聞かせる人生を歩めるようになったのだから。その基点となった31年前の今日である。記念日の酒を京都で呑めるとは、なんと幸せなことか。人生万歳!!

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