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電気屋さんになるはずが…。


夏休みのFMをきっかけにして
レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミーページに傾倒していったのだが、
中2の俺が将来の自分をそのままダブらせるには
越えなければならない大きな障壁があった。


余談ではあるが(ってすべてが余談のような気がしなくもないが)、
俺の家は電気屋を営んでいて、
長男の俺が家業を継ぐのだろうなと、
中学に上がった頃からなんとなく運命のように思うようになっていた。
中2になったある日、親父に
「俺、店を継ぐんだよね?」
とたずねたときに、ビックリするほど意外な答えが返ってきた。
「電気屋はもうダメだよ。これからは秋葉原みたいな大型店舗の時代だよ」
と。寂しいと思う一方、うれしくも感じたのが正直な気持ちで、
この日から将来何になるのかを考えるようになった。


仮面ライダードリフターズ太陽にほえろ
仮面ライダー、ドリフターズの一員、カッチョイイ刑事。
こうした夢を描いていたころを経て、
中学生になった俺は電気屋のオヤジが将来の職業だと覚悟を決めていた。
それがいきなり、職業選択の自由を親父から突きつけられた。


ギタリストになる。


だがかつて仮面ライダーになれると信じた少年時代から
少しだけ大人の階段を登った俺にとっては
あまりにも遠すぎる夢という位置付けであった。
現実を見つめることもできるしたたかな俺だったりもしたのだ。
そこで…、


学校の教師になる。


あの水谷豊が小学校教師を演じた熱中時代に、えらく感動した。

熱中時代

創刊号にも登場した中村雅俊が
『ゆうひが丘の総理大臣』で演じた、
総理にもあこがれた(同時に藤谷美和子に恋をした)。

ゆうひヶ丘の総理大臣

総理の終わりと入れ替わるように金八先生が話題をさらい、
教師ほどやりがいのある職業はないと信じた。

金八先生

将来の夢は学校の先生だと
この3人が導いてくれたのだった。

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