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『太陽にほえろ!』が教えてくれたこと。 〜俺の第二志望〜

2010 年 1 月 27 日 プロデューサー コメント

『太陽にほえろ!』に新たなヒーロー像を見た俺。
ドリフターズに入れないのなら、刑事になる。
俺は自分の夢に第2志望を加えたのだった。

 

ジーパン登場編

 

調べてみるとジーパン刑事の登場が73年で、
殉職が74年ということであった。
もしも本放送のリアルタイムで涙した昭和40年男がいたとしたら、
かなりませた小学生だと思う。
以前にもここで愚痴ったが、
仮面ライダーやゴレンジャーを見たいのに、兄貴や姉貴から
「んなガキっぽいのばっか見てんじゃねーよ」
という熾烈な攻撃に遭ってTVのチャンネル権を奪われ、
それでも必死に番組に食らいついていた、レベルハイな人であろう。

 

俺はといえば、もちろん再放送組である。
ちなみに東京都荒川区の小学校では、
再放送であったにもかかわらず
ジーパンが殉職するあのシーンは、
クラスの話題をさらったのだった。

 

お上に位置する人間たちを
今よりもっとリスペクトしていたという背景もあったのだろうな。
警察官や刑事は、命を懸けて正義を貫き通すということが
当然だと思われていた時代だ。
スカートの中を盗撮しちゃったり買春しちゃったりするような
聖職という言葉が崩壊してしまった現代では、
あそこまで作り込んでもしらけてしまうだけだもの。

 

お巡りさんは絶対的に正しい存在で、
その上に位置する(と感じていた)刑事なんか
もう正義の塊じゃねーかという意識があったし、教育もあった。
そうした背景があるうえで作り込むのだから、
ラクとは言わないまでも、おもしろくするベクトルがわかりやすい。
そこだけに向けてクオリティをあげていけばいいわけで、
今思うと、作る現場もさぞ楽しかったのではないだろうか。

 

やはりいい時代だったのだなあ。

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